2002-06-10 欠勤/バジルソース/「マリアさまが見てる ヴァレンティーヌスの贈り物」 [長年日記]

[雑記]欠勤

腹痛と貧血が酷いので欠勤。なんだよ、結局休む羽目になったのかよ、みたいな。「内臓が緩慢に腐敗しているような」腹痛は、それ単体だけでも充分キツイのに、私の場合は何故か腸の蠕動運動まで活発化させてしまうらしい。「おなかを壊しておなかが痛い」のは普通に納得できるけど、「おなかが痛くておなかを壊す」のは納得できない。そんな事を考えつつ、無駄に血圧を下げて明日がより辛くならないよう、鎮痛薬を我慢して1日過ごす。

[ダメ料理]バジルソース

但し出来合いの物、しかも「2袋100円」程度の投げ売りの代物。シーフードパスタに絡めたら美味しそうだと思いつつ、まずは味見程度に使ってみようと、鶏肉とパプリカに絡めて炒めてみる。袋から出してフライパンで火を通している間は、それこそ胸が焼けるほどの強烈な匂いだったけれど、実際に食べてみると意外と淡白な仕上がりだった。たまにはこういう目先の変わった味も良い。普段は塩胡椒・醤油・ソースの3択ぐらいだから。

[読書]−マリアさまが見てる−ヴァレンティーヌスの贈り物(前・後)(今野緒雪/集英社コバルト文庫)

出版社作品概要(

シリーズ第5・6巻。私が女子校生だった頃は、バレンタインデーにはチョコを持ち寄って、放課後に何人かの仲間で集まって食べたりした。リリアン女学園のお嬢様達は、憧れのお姉様や先輩に送るものであり、「3人の『薔薇のつぼみ』からの直筆カードをゲットすると、副賞として半日デート券が貰える!」と新聞部がイベントを企てるものであるらしい……。表紙は前編が祥子&祐巳の姉妹、後編が祐巳&志摩子&由乃の1年生トリオ。

「びっくりチョコレート」
新聞部の立てたバレンタイン企画に振り回される、薔薇のつぼみとその妹達。お互いを気にかけるあまりに痴話喧嘩状態となる祥子と祐巳は、何だか高橋留美子の漫画みたいなので普通に微笑ましく見守るとして。「白薔薇のつぼみ」志摩子がああいう行動に出た理由が祐巳の何気ない一言にあったと思うと、その2人の関係も鈍チンな「白薔薇さま」も祥子&祐巳達以上に微笑ましい。チョコレートゲットイベント自体は、大変女の子らしいと思う半面、私の理解の範疇を越えていてあまり感慨が湧かなかった。同性への憧れは、皆がいる中でキャーキャー言うのが楽しいのであって、2人きりでデートというのは何か違う気がする。私が似非なだけかも知れないけど(何の?)
「ファースト デート トライアングル」
バレンタイン企画の副賞として半日デートを行った「黄薔薇のつぼみ」・令、「白薔薇のつぼみ」・志摩子、副賞とは関係なしに半日デートを行った「紅薔薇のつぼみ」・祥子と妹・祐巳。能天気な令と影でやきもきする由乃、庶民の休日を満喫する祥子とエスコート役?の祐巳、謎めいた深い会話を楽しむ?志摩子と静、三者三様のデート模様。超お嬢様学校のお嬢様達を、ここまでちゃんと書き分けているのには深く感心。それにしても、休日返上してパパラッチだなんて、リリアン学園の新聞部には入部したくないなあ……。

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