2002-05-21 掲示板での議論・日記での議論/恵ちゃん/「異形コレクション・恐怖症」/特攻野郎Aチーム [長年日記]

[雑記]古本屋

仕事帰りに新しい古本屋を開拓。勤め先から駅までのルートからはかなり外れるものの、海外SF文庫が最近のものから絶版本まで幅広く揃った良いお店である。ここへ時々通うようにすれば、ムアコック作品も集めきれるかもしれないという期待。

[PC・ネット]掲示板での議論・日記での議論

為された議論そのものを後から弄りたくないので、敢えてリンクはしない方向で。心当たりのある人だけ察して下されば良いし、「特定の事物から一般論らしきものを導き出してみた」つもりなので心当たりがなくても構わない。筈。

  • 傍観者としては、せっかくの議論なのだから実りある方向へ粘り良く導かないともったいない気がしてしまうが、議論を行う当人達にしてみれば不毛な議論に費やす労力と時間こそがもったいないに違いない。自分が当事者になる時には、「相手にわざわざ労力と時間を割いてもらっている」事を忘れないようにしたい。もっとも私の場合は、相手の方の詳しい考えを聞ければそれで満足な場合が多く、「どちらの意見が正しいか」という点にはあまり興味がないので、長期戦になる可能性は比較的薄いと思うのだけど。
  • 第3者所有の公開掲示板で議論する場合と、当事者のどちらかが管理する掲示板で議論する場合、戦略(というものがあるとして)の立て方が異なると思われる。後者のパターンでは、相手(掲示板管理者)を意図的に挑発して流れを自分に有利に導こうとすると、最悪自分が自滅して終わる。口先だけで終わらない誠実な対応が必要かと。
  • 日記であれば、書く内容が日々揺らぐのは自然な事である。でも日記をWEB上に公開している時点で書いた内容への責任が生じるし、それが他人に言及したものであれば尚更。「自分を飾らずに日々の感情を素直に吐露する」事と「常に一貫した態度で責任のある文章を書く」事を、どのようなバランスで両立させれば良いかを考えないといけないようである。

[雑記]恵ちゃんは他人のモノ

私の周囲の男性達を大いに嘆かせている、吉田恵、結婚の記事。私は結婚しない事で親を大いに嘆かせている。

[読書]−異形コレクション−恐怖症(井上雅彦編/光文社文庫)

今日は8篇を読み終わった。感想を幾つかピックアップ。

「眼球の敵」(瀬名秀明)
飛蚊症にまつわる恐怖。私は裸眼視力0.01切るほどの強度の近視&乱視なので、飛蚊症とも当然長い付き合いである。この「幻の蚊」に特別な違和感を感じた事はなかったし、むしろ「顕微鏡を覗いて見る微生物のよう」だと面白く思っていた。ある程度の年齢になって「網膜剥離の前兆でもある」と家庭医学事典で読んだ時に初めて恐怖を感じたが、それは失明への恐怖であって飛蚊症自体への恐怖ではなかった。そんな日常にありふれた体の異常も、日常性を残しつつも新鮮な発想の恐怖物語の材料としてしまう辺り、さすが作家は一般人とは違うと思った。
「荒墟」(朝松健)
「恐怖」や「不快」を感じない体質の人間。その人間とは、ここでは室町幕府6代将軍・足利義教である。彼が恐怖政治を行ったのは自分の感じない「恐怖」を追求する為、という設定の下、残虐行為が淡々と綴られていく。痛覚を感じない体質なら聞いた事はあるけれど、恐怖を感じない体質と言うのは初めてであり、これが著者の創作部分なら面白い。しかしこういった、一種「残虐行為の正当化」を行っている作品は、虚構と現実の違いを理解できない人間には読んで欲しくないと強く思う次第。
「遠い」(浅暮三文)
道に迷った男の「恐怖」と謎の看板への「依存」。宮沢賢治の「注文の多い料理店」を彷彿とさせる、ダークでユーモラスな作品だった。図を多用しているので、鉄拳にネタ風に演じてもらっても、主人公の切ない笑いを誘う悲哀が醸し出されて面白そうと妄想したり。

[PC・ネット]特攻野郎コピペジェネレータ

某所にあった吉野家コピペジェネレータのほぼパクりです。
出来たものを適当にコピペしてください。

見つけたのは確か自アン+だったような。Aチーム懐かしい!と飛びついたものの、「チームの紅一点」の記憶がない自分にしょんぼり。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]
y (2002-05-24 09:32)

ムアコックまで読んでるんですかー。私はこのシリーズには思い入れがあります。私はこれで「善と悪」という分かりやすい対立以外に「法と混沌」という分け方もあるんだなーと知りました。キャラクターは、「私の髪の毛はどのマブデン女性よりも細い」と言い切ったコルムが好きです。‥これでおっ恵(ケイ)関係ないけど!

みつば (2002-05-25 10:22)

Aチームの紅一点の通称が、エンジェルだったなんて私も忘れていました。でも毎度毎度登場していたわけではなく、しかも女優さんも変わっていたようです。今放送していたら、かかさず録画したいなあ。

素光 (2002-05-25 13:30)

>ムアコック
コルムの後半3巻とホークムーンの第2部以外の「エターナルチャンピオン」シリーズを集めていたんですが、諸事情により実家を離れて暮らしていた間に処分されてしまったようです。
現在はエルリックとホークムーン以外「好評絶版中」。ちなみに私の好きなキャラクターはエルリックです。…これでおっ恵!(なんとなく)

>Aチーム
私は某洋画劇場で放映していた長編のほうしか知らないのですが、紅一点の存在なんて頭の中に欠片も残っていません。
今放送してたら私も録画しようと思いますが、クレイジーモンキーの吹き替えが富山敬さんじゃなくなってるだろうから、淋しいかも知れません。

<>俺達、エスエフ野郎 Aチーム!<http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1021115328/>

みつば (2002-05-28 00:33)

>Aチーム
正月ごろ、ケーブルテレビで再放送しているのを知り、Aチームが見たいがために加入しようかどうか悩みました(そんなに見たいのか)。富山敬さんは幅広く仕事をしていたんだなあ。もしタイムボカンシリーズが再開されても、ナレーションは違うのかと思うと淋しいですね。塩沢兼人さんが亡くなったときも同じような気持ちになりました。
同様に幅広く仕事をしている山ちゃんが亡くなったら、折りにつけ淋しく思うでしょう。フルハウスとか見て。と、遅レス。

素光 (2002-05-28 15:20)

>Aチーム(から離れて声優話)
塩沢兼人さんの死はショックでした。まだお若くて、今後のご活躍をますます期待していただけに。
同様に私の青春の1ページを飾る(謎)井上和彦さんが亡くなったら、心にぽっかり穴があく事でしょう。

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