某99円ショップで購入した、亀田製菓の特辛とうがらしせん。コチュジャン使用との事でとても美味しかったけど、「特辛」というネーミングには異議あり。私でも食べられる辛さは「特辛」とは言わない。
直前に撫でさすった友人宅猫の匂いが私の体に染み付いていたのか、または扉越しに伝わる他の猫の気配や声に我慢ならずにいたのか。
友人宅猫に配慮して一室に閉じ込めていたレオン。友人猫が散歩に出かけた後、レオンの面倒を見ようとその部屋に入った。トイレを片付けた後、じゃれさせて遊んであげていたら、私の腕を甘噛みしていたレオンの顎の力の箍が外れたのが感じられた。服と皮膚を突き破って肌に食い込む牙。
その瞬間は私の一部が妙に冷静で、躾として怒って見せないとと思いわざと乱暴に振り払うと、レオンはますます興奮して背後から跳びかかってきた。それも床に払い落とし、近くにあった藤製の屑籠でレオンの頭をぶって部屋を出た。
隣の部屋に移ってから服を脱いで被害状況をチェック。お気に入りのブラウスが爪と牙とでボロボロ、その下の二の腕も同じくズタボロ。右腕じゃなく左腕だった事と、病院に行くまでの怪我じゃなかった事が不幸中の幸いだった。
浴室を借りて傷口と血の洗浄をしながら、無性に哀しくて涙が出てきた。可愛がっていた飼い猫に酷い目に遭わされたからではなく、私を酷い目に遭わせたという自覚がレオンには欠片もないに違いない、その不憫なまでの頭悪さに。