2002-04-22 部長来社/火星シリーズ映画化/「朱」 [長年日記]

[雑記]部長来社

本社から部長来社。定時終了後に契約の話をする。5月1日付で、時給契約の契約社員?に格上げしてくれるらしい。現状との違いは社会保険の有無。ちなみに、社員への昇格には会長面接という、会長(&取締役)に嫌われている私には越えられないハードルがある。

何人か分の面接が済んだ後、部長に夕食を御馳走して頂く。中華を味わいつつ、上司ではなくお見合いおじさんと化した部長とのトークを楽しむ。

[その他]火星シリーズ映画化

黒書刊行会(18日付)で見つけた、「『火星シリーズ』(E・R・バローズ)映画化決定」の記事。

SF好きを時折名乗る私も、しかしそのSF好きレベル及びSF知識は、小学生の時に学校図書館で「火星のプリンセス」の子供版を読んだ昔から今までの間、ほとんど変わっていないというお粗末さ。ついでに言えば、ゴセシケこと「合成脳の反乱」を読んだのも確かこの頃だった。

映画化という事だけど、人間そっくりの外見らしいデジャー・ソリス他「赤色火星人」は問題ないとして、タルス・タルカス他の「緑色火星人」がどんなビジュアルになるのかとても興味がある。私の理想は、醜悪かつカッコ良く! 文字の上でなら何とでも言える。

[読書]朱(森真沙子/ハルキホラー文庫)

出版社作品概要

異形コレクションで何度か名前を見かけたような記憶があるが、個人の作品としては初読みな森真沙子。購入動機はずばりタイトル。赤フェチなので。とは言っても、内容に多少の期待がなければさすがに手は出さない。

「鎌倉時代に修復された飛鳥時代の書物を現代の歴史学者が現代語訳した」、上の巻と下の巻が内容の大半を占め、その前・中・後で、現代語訳した歴史学者を襲った突然死の真相が書かれている、という構成。「現代語訳」部分に引き込まれていればいる程、学者の死の真相に恐怖を抱く寸法である。飛鳥時代は即ち厩戸皇子(聖徳太子)の施政下。日本史勉強中の中高生の頃に読んでいたなら、これも実際の歴史物語だと信じかねない勢いの、真に迫る描写がとても良かった。

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