月末月初恒例の課金処理、無事?終了。年度末の請求書先出しもかぶり、先が見えず神経ばかり磨り減る日々だった。
★ [雑記]イセブラ
今日の仕事帰りは伊勢佐木町を散策。野毛通りを経て1丁目に辿り着いた後、輸入食料品店をのぞき、みのやが既に閉まっていて水ようかんが買えない事に肩を落としつつ、閑散とした道を歩く。私が子供の頃には確か瀬里奈が入っていたオデヲンは、今やパチスロ店が入るまでに変貌。その5Fの古本屋に寄った後、帰宅。
夜の伊勢佐木町の歩き方じゃないし。青江美奈も草葉の陰で泣いている。
★ [読書]人質カノン(宮部みゆき/文春文庫)
出版社作品概要
日常的なミステリの短編集。宮部みゆきは「魔術はささやく」辺りから読んでいて好きな作家だけど、「ベストセラー作家」と呼ばれるまでメジャー化しなくて良かったのに、と思っている。好きなものを一人占めしたい偏屈なファン心理ではなくて、ドライな大衆が彼女のメンタルな作品を支持する事への違和感。
7篇全部読んだ。感想を幾つかリストアップ。
- 「人質カノン」
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- 深夜のコンビニで発生した強盗事件。意外なモノを落とした「犯人」は誰か?私の場合、コンビニで顔馴染みの人にはむしろ警戒感を抱いてしまうが、毎朝同じ電車に乗り乗換駅のホームまで一緒にダッシュする人々には連帯感を感じる。それはさておき、あっさりとした事件の割に、やるせなさが残る淋しい結末だった。あとは眼鏡くん萌え。「眼鏡かけてる割には、良く見える目を持ってる」んじゃなくて、「モノばかり見過ぎてて目が悪くなった」と言って欲しい。視野が広いか狭いかはまた別。
- 「生者の特権」
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- 恋人に裏切られ自殺を決意した女性と、小学校で苛めにあっている少年2人組の深夜の冒険。深く傷ついたりひどく疲れ果てて、自分の為にはもう頑張れないと思っていても、他人の為になら頑張れて、そこで自分の本当の気持ちに気付く。そんな事はよくあるような気がする。本当の鬱状態に陥ると、そう簡単にもいかないだろうけど。あとは眼鏡くん萌え。