仕事帰りに久々に新宿へ出る。小田急ハルクでクレージュの新作をチェック(して結局買わずに素通り)した後、ミロードを通って南口へ。ゲーセンに行って、アクアラッシュをヘボヘボと遊び、お菓子キャッチャーに大金?をつぎ込んでアポロチョコを無駄に大量ゲット。帰りはおなかが空いたのでウェンディーズへ寄り道。チリフライチーズが美味しかったので、冷凍フライドポテトと缶詰のチリビーンズを使って自分でも作ってみようかと思った。
ていうか、これら全て子供の遊び方である。
★ [読書]エロティシズム12幻想(津原泰水編/講談社文庫)
出版社作品概要
「震える血」「喘ぐ血」「囁く血」(祥伝社文庫)のように、パワフルで俗っぽいエロ小説短編集を期待していたのだけど、予想に反して高尚?&マニアック?なエロス作品ばかりだった。それもまた一興。
全12篇全部読み終わった。感想を幾つかピックアップ。
- 「インキュバス言語」(牧野修)
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- 冴えない中年男性が操る猥褻語に宿る「言霊」。エロ単語の羅列で綴られる奇想天外な物語がとても可笑しい。「中年男性の性的妄想を主体として構成された言語」だけあって、単語の1つ1つがひたすらオヤヂ臭い。どうせなら、固有名詞の後ろには「クン」をつけるまで徹底して欲しかったかも。
- 「恋人」(有栖川有栖)
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- 独身中年男性が心に秘める、遠い夏の日の「恋人」。ロリータ、やや阿部定風味。狂気の域に近付くまで極められた美や愛ととらえるべきか、素直に気持ち悪がるべきか。
- 「和服継承」(菅浩江)
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- 和服に込められた、重く匂わんばかりの女の「官能」と「情念」。この短編集の中で、最も無難かつエロティックな作品だった。読み終わった後に、私も着物を着てみたいかも、とちょっぴり思ってしまった。このエロス、果たして男性にも把握できるだろうか?