仕事中に指先を怪我してしまった。紙やクリアフォルダの端で指を切るのは、事務系(似非)OLのいわば宿命だし、うんと痛む訳でも激しく出血した訳でも命に関わる怪我な訳でもない。たいした事ではない。
問題は2次災害にある。私の髪は量が多くて太くて硬い。髪を洗う時に、今日作ったばかりの傷口にその髪の毛がひっかかり、容赦なく抉るかも……と考えて、怖さと気持ち悪さでたまらない気分。少なくとも今日1日は、片手シャンプーで乗り切るべし。
シリーズ第3巻にして最終巻ヵ。あとがきには「ひとまず一区切り」「いずれ皆様の前に帰ってくる事でしょう!」とあるけれど、週刊少年ジャンプ連載打ち切り漫画の「第1部・完」にあたる可能性も否定できない。
で、個人的には「終わってくれて一向に構わないやー」という感じだった。この作品がぬるいエロ満載のクダラナ小説である事は、最初からわかった上で読んでいる。その辺を今更どうこう言うつもりはない。問題なのは、エジプトの疫病女神様&関西弁猫耳ロリ巫女&貧乳幼馴染み&前巻から参入した平安美少女陰陽師の、主人公のひきこもり青年・獏をめぐる「恋の鞘当て」が、最終巻になってもダラダラ続いた事である(どうもそれが売りだったらしい)。そして事態を更に引っかき回したキャラクターが、「考古学者の父親の助手で、『呪い』で美少女に変身させられちゃった元デブ♂」だった事である。苛々の上に激萎え、もう立ち直れない。ゆうきりんにはこの作品の続きは諦めてもらって、「戦国吸血鬼伝」「シルバーブリッツ」の続きを代わりに書いて欲しいところ。