咲き急ぐ桜が散る前に、何とか花見に漕ぎ着けた。桜の下で飲み食いをした訳ではなく、純粋に通りすがりに桜を眺めたのみ。といっても約1kmに渡っての桜並木だったので、物足りないような事は全然なかった。
その1。 ReadMe!の上位に位置するある有名なテキストサイト(架空)があり、 その管理人は年配の男性だと広く知られている。 ある日、そのサイトのトップに「管理人○○急逝・享年9X歳」との文章が載る。 書いたのは管理人の家族達。「故人の趣味を生前より支えて下さった皆様に 厚く御礼申し上げます」と続く文に、残された家族やファンの気持ちを考えて、 何だかとても切ない気持ちになる。
実在ではなく架空の人物を勝手に殺すのでも、何となく気が咎める。それはさておき、9X歳でいわゆる「テキストサイト」を連日更新している管理人が実際にいたら、私もファンになりそうである。「ちよ74歳(故)」とか「おじいちゃんのほのぼの日記」みたいなサイトで、管理人が本物のご老人。いないかなあ……。
その2。 駅構内に、赤と白のハンカチを上手に丸めて1人キャッチボールをしている人がいる。 面白そうなのでつい声をかけると、なんと元彼の1人。 彼は私に出会った上に声をかけられた事で、びびりまくってめっちゃ腰がひけていて、 「僕は急用がありますのでこれで失礼します、ハンカチはお好きに処分なさって下さい、 もしまたお会いする機会があればその時返して下さっても構いません」と 言い残して逃げ去る。私だって、相手が元彼だとわかっていれば、 わざわざ声なんかかけなかったのである。それを勝手に勘違いして ストーカーみたいにあしらいやがって! 急に怒りが込み上げてきた私は、 受け取ったハンカチを床に落とし、足で踏みにじってボロボロのドロドロにする。 てめえとは2度と会わねえと心の中で罵りながら。
自分の夢ながら薄ら怖い。別にその元彼に恨みがある訳ではない筈なので、きっと何かの象徴だったのだろう。