通勤前に病院に寄って、アレルゲン検査の結果を聞いてきた。結果はシロ。主要アレルゲンに対する反応の全てが正常域。花粉アレルギー&猫アレルギーじゃなかった事だけはありがたかったんだけど、じゃあ一体何が体調不良の原因なのか、どうも腑に落ちない。医者は「軽い風邪だったんでしょう」と言うけれど、じゃあ私は毎年毎年春先に軽い風邪を引いてるという事なんだろうか?
あとになって、これがいわゆる「不定愁訴」ではないかと思いついた。神経症と密接な関連があるらしいが、仮にそうだとしても私は例の病院には行きたくない。来週からおとなしく普通に出勤しよう……。
勤め先で久々に?キレそうになった。他の課に些細なお願いがあり、でも会社によってやり方が特有だから、業務請負の私達は行動を起こす前に同じ課の社員に先ず確認しよう、とその件に若干関わる某女性に話したのが昨日の事。それが今日、某女性に「例の件は他の課にお願いしてみたんだけど、○○さん(※比較的偉い人※)がダメだって。どうしてもアレならうちの課の社員さんにまず相談してくれって」とにこやかに言われた……。あんたが人の話を聞かないせいで、他の課からの私の印象が悪くなるってば。勘弁してくれよマジで。
昨日は約半分、今日で全部読み終わった。まわりくどいまでに過剰な描写・説明・比喩で綴られる、陰鬱で巨大な城の物語。読む人を選ぶに違いないのだけど、支持者は意外と多いらしい。私も好きである、とか書きつつ、登場人物が少ないような場面ではとばし読みしてたりするのだけど。
個人的に印象的な場面は、恋に恋い焦がれる老嬢イルマが殿方を集めるパーティーを企画する場面である。自分の頭脳に過剰なまでの自惚れを持ち、容姿には多くの不安がある為にお気に入りのパーツを見つけ出して自分を鼓舞し、女である事に必死にしがみつこうとし、神経症的な言動で兄の医師プルーンスクワラーを失望させ苛立たせる。そんなイルマの姿に滑稽さと哀れみ、そして彼女の欠点が他人事ではなさそうだという文字通りの「共感」をおぼえた。