2002-02-14 チョコレートのお菓子/「異形コレクション・21」 [長年日記]

[雑記]チョコレートのお菓子

今日は仕事絡みで苛々する事と不安をかき立てられる事とそれぞれあり、ぐったり疲れたので、家に帰ったら甘い物で頭と心を癒そうと、Top’sチョコレートケーキを買って帰る。時季が時季だけに小さいサイズは既に売り切れていて、悩んだ挙げ句に大きいサイズを買う。その後ケーキ売り場をぶらついていて、ユーハイムのチョコバームクーヘン(限定商品?)を見つけたのでそれもゲット。食べるより前に、いっぱい買い込んだ事で気分が充たされた。

[読書]−異形コレクション−マスカレード(井上雅彦編/光文社文庫)

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光文社文庫としては6巻目、廣済堂文庫の時代も含めると21巻目になるホラーアンソロジー。発売日(1月20日)に即購入したのにその後部屋の中で行方不明になり、今週やっと見つかった。高い場所に置いておいたのを、レオンがレオンアタックして物陰に落としたのが失踪の原因と見られる。

全22篇中、7篇を読んだ。感想を幾つかピックアップ。

「FROGGY」(石神茉莉)
幼い姪に手渡された米国土産の民芸品の「蛙の面」に、幼い頃に死んだ親友の事を思い出す女性の話。女の子特有の歪んだ友情・子供特有の恐怖の対象ってこんな感じだったかも、と昔を思い出しながら読んだ。自分の自己顕示欲・優越感を満たす為に利用する相手を「友達」と錯覚するのは、幼い女の子だけに限った事ではないけど。
「マスク」(町井登志夫)

個人病院の若い内科医が恋人の女医に苦悩と恐怖を滲ませつつ漏らした、あるありふれた病に潜む恐怖。ものすごく恐ろしく気持ち悪く衝撃的で、つまりホラー小説としてはとても良くできた作品だと思われる。「あるありふれた病」とはヘルペスの事で、私自身はかかった事がないだけに恐怖もいや増す。

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