予定通りに勉強会。思ったほど時間を取らず、おかげで昨日の残業が無駄になる。残業代は無駄にならないから良いのだけど、それはそれとして、先生役の社員にgoo.co.jpをネタにセクハラを働いて憂さを晴らす。
全部読み終わった。長髪の美少年が憂いた微笑を見せるモノトーンの表紙に幻想的・耽美的イメージを夢見た人は、きっと痛い目に遭っただろうという、まるで悪夢のパッチワークのような作品だった。昨日書いた吸血シーン以外にも、年老いた末の不能を癒す為なら手段を選ばない王子やら、実父に性的虐待等を受け続けたＴＶと現実の区別がつかない少女やら出てきて、グロテスクなエピソードを挿入する。いろんなタイプの吸血鬼作品を読みたい私には、興味深い作品ではあった。
ユング心理学とワーグナーのオペラ「神々の黄昏」の知識が盛り込まれていて、どちらも詳しくない私は、主要と思しきその辺りの要素を全部すっ飛ばして読まざるを得なかった。再読する際には事前勉強しとこうと思う。
流れる水にじゃれるのが大好きなレオンは、水音のする場所であれば、流し場からトイレまでもすっ飛んでいく。今日は洗濯を始めたところにレオンがやってきたので、洗濯物や洗剤を洗濯機に投入している間だけ（レオンが混入しないよう）気をつけただけで、後はニャーニャー鳴いているのをそのまま放っておいた。
蓋の閉まった洗濯機の中の水には触れようがないし、すぐ飽きて戻ってくるだろうと思っていたのに、レオンはなかなか戻ってこない。それどころか、聞こえてくる鳴き声がどんどん大きくなって、これは普通じゃない興奮状態だろうという域まで達した。
水漏れしてるのかもと心配になって様子を見に戻ると、レオンは水音そっちのけで、洗濯機と床の間の隙間に夢中になって前足を差し込んでいた。その隙間に、レオンの見つけた謎の獲物が潜んでいる様子。……獲物の正体が何なのか、クモかゴキブリかムカデかを考え始めると、今後洗濯機に近付けなくなってしまう。私は何も見なかった事にして、レオンを抱いて部屋に戻った。
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