MY PARTYワーム、勤め先で猛威を振るう。私及び周辺の人々に被害はなかったが、飛び火した私達の派遣元では大変な騒ぎらしい。「●●●社関連の業務に携わっている人は特に注意する事」という旨のメールが本社から届き、皆で苦笑い。
★ [雑記]携帯未払
定時後、知人に携帯でメールを送ろうとして、アンテナ3本立っているのに「配信状況を確認して下さい」と拒否される。電話をかけようとすると、「お客様の電話は機能が一部制限されています」とのメッセージ。つまりは携帯料金の滞納。1ヶ月の携帯料金すら引き落とせないほど、口座に金がないらしい。
最寄りのJ−PHONEショップで急いで支払を済ませ、スニーカー文庫1冊は買えても創元推理文庫2冊は買えない所持金で、心許なく家に帰った。
★ [読書]伝道の書に捧げる薔薇(ロジャー・ゼラズニイ/ハヤカワ文庫SF)
全部読み終わった。全体的には、「偉業の影に虚無潜む」と思わせる短編が多かったように思う。感想を幾つかピックアップ。
- 「この死すべき山」
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- 宇宙で最も高い山「灰色の乙女(グレイ・シスター)」に挑む男達。登山小説は森村誠一ぐらいしか読んだ事がない、と書いてみるくらいの登山音痴。だから19万フィートもの山が、どれだけ畏怖すべきそして魅力ある存在なのかがあまりよくわからず、淡々と読んだ。頂上で主人公を待ち構えていたものとその理由が語られる辺りは、感動よりも虚無感を感じた。
- 「このあらしの瞬間」
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- 宇宙旅行の繰り返しによって一般の人々とは切り離された時間を生きる警官が、女性市長と力を合わせて大嵐に見舞われた都市を救おうとする……。スケールの大きさや内容は異なるものの、「伝道の書に(略)」と同じような印象を受けた。
- 「聖なる狂気」
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- 時間を逆行する「症状」が止まらなくなった男の話。例えれば「とても幸せな夢」のようなもので、だから読後には他の幾つかの作品と同じ切なさ・虚無感を与える。この短編集の中でいちばん好きな作品。