2002-01-23 我流営業と無関心な同僚達/「エヴァリオットの剣」 [長年日記]

[雑記]我流営業と無関心な同僚達

仕事の段取りが悪くて1つの件に何回も手間をかけたりかけさせたりする癖に、他人にまで自分のやり方通りの無意味に細かくてまわりくどい指示を押し付けようとする営業担当者がいる。普段からその人には要注意人物として注意を払った対応を皆取っているのだけど、注意すれば事故が未然に100%防げるものでもない。

今日は、同じ会社からの出向者の1人が、細部に拘って一向に埒があかない営業氏の指示に従わず無断で顧客に連絡を取った事で、営業氏の逆鱗に触れてしまいネチネチと御小言を頂戴する羽目になった。同じ会社の人間ならば「あんたのやり方こそ間違ってる」と切り返しもできるだろうけど、業務請負としての出向の身ではとりあえず頭を下げるしかない。だったらせめて同じ出向仲間からは、同情でも叱咤でも何らかの意を示すもの、と思っていたのは私だけだったらしく、他の出向仲間は敢えてその話題に触れず忙しくもない仕事に黙々とかかっていた。何だか薄ら寒い気分だった。

[読書]−エヴァリオットの剣−わが王に告ぐ(高殿円/角川ビーンズ文庫)

出版社作品概要

「遠征王と双頭の騎士」等と同じ世界・約250年後の時代で、「マグダミリア 三つの星」の続きにあたる物語らしい。上の出版社作品概要ではティーンズルビー文庫になっているが、現在は「遠征王」シリーズ刊行に伴い?ビーンズ文庫にも移されたので念の為。

「マグダミリア」を読む前にこちらに手を出してしまった為に、登場人物達の過去の出来事については全くわからないので省略。自然とじゃじゃ馬姫アンナマリアの話題に限定される訳であるが、「幼い頃から好きだった相手(実は無性体)が女に性別変化した上に、他の男性と恋におちてしまう」なんてヘビーな出来事や更にそれ以上の出来事の連続にも挫けず、大胆かつしたたかに宮廷を引っかきまわして勝利?を勝ち取る彼女の姿にほのぼの&しんみり。如何にも少女小説的なファンタジー歴史小説だった。

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