2002-01-22 本社帰還&飲み/「ドラキュラのライヴァルたち」 [長年日記]

[雑記]本社帰還&飲み

月に1度の本社(派遣元)への帰還日。所属する事業部の説明会に出席する。パート社員である私には出席の義務はないのだけど、先月顔を出してしまった為にその後出ないとなると逆に何か悪く思われるんじゃないか、という被害妄想。同じ勤め先への出向者が5人全員揃って来た事に対し、部長が喜びと感謝?の言葉を口にしていたので、まるっきりの無駄という事はなかっただろう。

説明会後、今日は予定も体調もバッチリらしい本社勤務の某御姉様と、同じ勤め先の御姉様と3人で飲み……の予定だったが、是非自分も加えてくれと願い出てきた?おやぢ1人も足して4人に変更。社内の人を誉めたり貶したり、至って普通の内輪での飲みながら、気が合う同士?なのか変に盛り上がり終電を逃す羽目に。給料日前にタクシーを使うのが嫌なので、行けるところまで電車に乗った後白タクの呼びこみを横目に駅を出て1時間歩いて帰った。

[読書]ドラキュラのライヴァルたち(マイケル・パリー編/ハヤカワ文庫NV)

残り6篇を読んだ。作品のほとんどが古典的な吸血鬼を扱っていて、当然目新しくはないものの、既存のイメージと作者の作り出した吸血鬼像とのギャップに苛立つ事もない、安心して読める短編集だった。感想を幾つかピックアップ。

「生ける亡者の死」(E・エヴァレット・エヴァンズ)
吸血鬼に身を堕とされながらも、人や自然を愛する心・喜びを失わなかった恋人達の一生。冒頭で女性の方が不慮の事故で死んでしまい、男性が自分達の過去を振り返る訳なのだけど、出来事が淡々と述べられているが為に、かえって彼等のの愛や哀しみに共感できるような。しかし「夜明けのヴァンパイア」等の独白系が好きな人には物足りないかも。
「生ける亡者の恐怖」(マンリイ・ウエイド・ウェルマン)
廃屋の床下に隠された3つの文書によって示される、米軍に潜んでいた恐ろしい真実。狼人間と吸血鬼の相関関係、「狼人間は殺しても焼き払わない限り死から甦り吸血鬼となる」という伝承を元に書かれた作品らしい。今まで読んだ吸血鬼作品に、そういった設定が出てきたものがあったかどうかが思い出せない。いつか調べてみる予定。

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