朝の通勤電車でふと小耳に挟んだ話。缶コーヒーＢＯＳＳと富士フィルムとのコラボレーションＣＭの撮影を行った場所というのは、うちの実家の最寄駅から●駅離れた先の或る商店街らしい。ＣＭ内では迎春の飾りで華やかな感じだったから、下町風のうら寂れたあの商店街だなんて事にはまるで気がつかなかった。女性が化粧や衣装で化けるように、街も化けるものなのなんだねーとひどく感心してしまった。って、感心までしててただのガセネタだったら笑えるけど。
ちなみに、布袋が執拗に追いかける永瀬のしっかり抱えたカバンの中には、実は氷室が入ってるらしいというまことしやかな噂が。ここの人達がそう言っていたんだけど。
赤好きの私が、この題名と表紙イラストに心惹かれない筈がない。読んだ事のない作家だけど思い切って購入してみた。それにしても今週は何故か角川づいてる風。
読み始めてすぐ、１ページ目の「アーバンの瞳」に度肝を抜かれる。都会的な瞳ってどういう事？ 琥珀色（アンバー）じゃなくて？ しかしその後も「アーバンの瞳」は何度も繰り返し出てきて、その度に物語から引き戻されてとても萎えた。他には、「〜するみたいに〜する」というやや幼稚な言いまわしが、酷い場合には１ページに数箇所も使われていてこれも萎え。ここまでくると、気付かない作家ではなくて指摘しない担当側に非があるような気がする。主人公アルセスは、子供っぽい正義感？を始終振りまわしていて、読んでて鬱陶しかったり腹立たしかったりだった。今後の成長が楽しみではあるのだけど、続刊を読むかどうかについては保留。最初のイメージが良すぎた分、文章面への落胆が大きかったのかも知れない。
アーバンという色はありますよ。
紫がかったくすんだ色で，
アンバーとは全然別ものなのです…。
なんとなく作者さんが可哀想になったので
一言コメントしてみました。
「アーバン」という色は確かにあるようですね。ただ、説明なしに用いる程有名な色名ではないのと、瞳の色として用いる例を他でほとんど見かけないのと、他の記述やイラスト等も参照して「これって琥珀（アンバー）の間違いじゃないのかなあ？」と考えるに至った次第です。
確認の為にもう一度読み返してみようと思ったのですが、本棚ではなく箱の奥底か何処かに仕舞い込んでしまったらしくて、見つかりませんでした…。５月１日に最終巻が出るようですので、そちらで確認しようと思います。