2001-12-25 似非カフェオレ・ご臨終・「運命の剣」(上) [長年日記]

[雑記]

会社の無料自販機でカフェオレを飲もうと思った。砂糖なしボタンを押したつもりが一緒にクリームなしボタンも押してしまい、出てきたのはブラック珈琲だった。

フリーコムのWeb領域提供サービスが終了したらしく、放置しっぱなしの私のHPは遠いところへ旅立ってしまった。この日記や掲示板で使っていたささやかなタイトル画像も一緒に消滅してしまった。合掌。他人事じゃないけど。

消滅と言えば、こちらも借りたまま放置しっぱなしの落書き掲示板、気がついたら来年1月末で無料提供終了との告知がされていてびっくり。こちらも代わりを探さないといけない。しかし腰が重い。

[読書]運命の剣(上)(マーセデス・ラッキー/創元推理文庫)

義理の姉妹としてかたい絆で結ばれた、
剣士タルマ&魔法使いケスリー。
彼女達の活躍から数十年後、
母亡き後1人で館を切り盛りしていた
ケスリーの孫娘ケロウィンは、
宴の席を突然襲った賊達に兄嫁を誘拐され、
殺された父や負傷した兄に代わって
1人救出に向かう事になった……。

上巻の約半分を読んだ。ケスリー&タルマシリーズも4冊目?を迎え、世代交代の時がやってきた様子。鋭くカッコ良かったタルマも天真爛漫風のケスリーも、この作品では共に老女として登場する。彼女達の老いの描写に切なくさせられた分、2人の期待を背負ったケロウィンには、読んでるこちらも期待をかけてしまうといったところ。それにしても、女性に救いを差し伸べる剣「もとめ」の次の使い手がケロウィンだったのは良かった。血筋や絆関係を無視して使い手を求め流浪する剣の物語、なんて無機質な代物はこのシリーズに求めていないので。