2001-12-17 まんが喫茶・ラーメン・「夢界異邦人−硝子の蝶−」 [長年日記]

[雑記]

諸事情あって、まんが喫茶(インターネット付)を利用してきた。あの明るい照明と一言の会話もない店内は、「喫茶」と呼ぶには違和感があり過ぎると思った。

帰宅途中、おなかが空いて気分が悪くなったので、小腹を満たしにラーメン屋に入った。昨日の夜もラーメン、一昨日の昼もラーメン、日記には書いてないけど一昨日の夜もラーメンだった。寒くなるにつれて、ラーメンがますます美味しく感じるような仕組みが成り立っているので仕方がない。いわば自然の摂理。

ちなみに今日は「げんこつ屋」の豪快らーめん(塩)。あっさりなのにしっかりした味で、角煮のとろとろ加減もとても良い。唯一の誤算は、小腹を満たすどころじゃなくおなかいっぱいになってしまった事だった。

[読書]夢界異邦人−硝子の蝶−(水落晴美/電撃文庫)

心に傷を抱えた人間の、
心の中に広がる世界「夢界」へ潜入し、
原因の解明や治療を行う「夢界異邦人」の凛。
ある患者の夢界で彼が出会った
「ワタリ」と名乗る奇妙な人物は、
「蟲の匂いがする」と謎めいた言葉を残したまま
去っていたのだが……。

シリーズ3巻目。綺麗かつ歪んだ事物が配置された夢界の描写が気に入って、ここまで読んできた訳だけれど……。夢界潜入が治療目的であるからには、明るく健康的な夢界が登場する筈がないとは言え、巻が進むにつれて増す重苦しさに息苦しさを感じつつある。今回で主人公凛の過去も明らかにされて一区切りついた事だし、今後の展開には私の嫌いな恋の鞘当て(ネタバレにつき背景色)が加わりそうだし、私的にはこの巻で完結したとみなさせて頂くのもアリかなーと思っている。