2001-11-28 癒し系・シチュー・「冷静と情熱のあいだ−Blu−」 [長年日記]

[雑記]

先日偶々観ていたTVで、はにかみやの仔犬のような振舞に目を奪われて以来、モー娘。の新規メンバーの1人紺野あさ美って結構可愛いのでは、と思うようになった。私にとって「癒し系」とは、優香や釈由美子ではなく、ほんわりおどおどした小娘タイプ・又はさっぱりしっとり御姉様タイプを指す。

とか書きつつ、別の子と間違えてるかもと思い始めてたり。

夜はシチュー。牛肉がアレなので、クリームシチューで鶏肉で、なおかつコンソメもチキンコンソメで。深く考えずに1袋100円の特売ジャガイモを使ったところ、煮物用の芋じゃなかったらしく、出来上がる前に溶けてなくなってしまった。ポテトポタージュだと思う事にして一件落着。

[読書]冷静と情熱のあいだ−Blu−(辻仁成/角川文庫)

フィレンツェで名画の修復作業に従事する青年順正。
尊敬する師匠や無邪気な恋人と共に日々を過ごしつつも、
彼の心に存在し続けるのは
8年前に別れた恋人アオイだった……。

同じ職場の人と、それぞれ読み終わった「赤」・「青」を交換した。今回も感想は背景色にて。

主人公順正の、現在の恋人に対して向けた現実味溢れる男の身勝手さ・仕事に迷い悩み打ち込む地に足のついた姿に、人形みじたアオイより好感を持った。天真爛漫と見せかけて、全力で体当たりすれば男に頼って生きていける筈といった打算を感じさせる、恋人の芽美よりも好感が持てた。でも共感するまでにはいかず。それはやはり、核となる過去の出来事に重さを感じず、彼等の恋が現在周囲にいる人間を傷付けてまでも立ち返るべきものと思えないから。でも恋愛はそもそも独り善がりなものだから、それで良いのかも知れない。辻仁成については特になし。