2001-11-22 給料日にカレー・「紅の鳥 銀の麒麟(上)」 [長年日記]

[雑記]

毎月の事ながら待望の給料日。今日くらいは多少豪勢に過ごそうと、美味しいと評判だというカレー屋で昼食をとった。

そのカレー屋は、ビルの奥・古本屋の店内を通り抜けた先にあった。わかり辛い場所なのにほぼ満席状態なのは、それだけ人気のある店な証拠かもと思いつつ、エビカレー(1千3百円)を注文。辛さが選べるので迷わず甘口にした。カレー好きを名乗る割には腑抜けた有り様なのは気にしない事にする。値段相応の美味しいカレーだった。難を言えば、食前に運ばれてくる付け合わせのじゃがいもが、メインの前におなかを膨らませる罠に思えた事ぐらいか。

[読書]紅の鳥 銀の麒麟(上)(紗々亜璃須/講談社X文庫ホワイトハート)

能力もやる気も他人に劣らない筈なのに、
祖父が人であり人の気が混じっている為、
成人しても人並の役割を与えらない鳳凰・里灯。
しかし彼女はその「人気」故に、
何者かに奪われた公主の冠を取り戻す命を与えられ、
人界へ向かう事に……。

書店で目について何となく買った1冊。ホワイトハートの中国系ファンタジーと言えば「十二国記」が真っ先に頭に浮かぶが、本作品の方がファンタジー的要素がより強い。鳳凰・麒麟等の種族の描写や、各種族の相性について等、基本?を踏まえた上での独自な解釈がとても興味深かった。物語的には少女漫画的ラブコメでかなり私好み。この作品はシリーズ中の1篇のようなので、機会があれば他の作品にも手をつけてみようと思った。

それにしても、最近のホワイトハートはボーイズラブ系のみが肥大してると思ってただけに、高校生の頃愛読していたようなファンタジー系少女小説が今でも出てるのは嬉しい。