2001-11-05 急病人発生の真相を考えてみる・「かりそめエマノン」 [長年日記]

[雑記]

第3営業日目にして早くも遅刻。電車遅延なので怒られはしないけど、先月末に9枚もの欠勤&遅刻届を書いて萎えたので、今月は1枚も書かない意気込みでいただけにガッカリ。

私が乗る時間帯の某線は、急病人発生率が非常に高い。それだけ乗車率が高くて社内環境が劣悪だからに違いないと思っていたら、出向仲間の人から「毎回同じ人が倒れてるんじゃないの?」という意見が。それってありうるかも。見知らぬその人の身体の具合を心配してみたり。

帰り道に夜のお勤めの勧誘を受けた。キャバレーじゃなくてパブというのは初めてのパターン。キャバレーとパブってどう違うんだろうと思いつつ、不慣れな事態に動揺して気付けば逃走していた私。つーか、豹柄着てるってだけで声をかけられたような気が。

[読書]かりそめエマノン(梶尾真治/徳間デュアル文庫)

生物が地球上に誕生してから今に至るまでの、
約30億年分の記憶を抱えて旅をする少女エマノン。
今回の生で初めて彼女が持った「兄」との交流の物語。

エマノンシリーズ最新作。「映画『A.I.』にずっこけた人も必ず泣かす」と著者はあとがきで書いていた。「A.I.」は観てないので置いとくとして、読んでる本に切ない場面が出てくると人前でも泣いてしまう私がこの本では泣かなかった。ストーリーはとても良いのに描写がおざなりで、こちらの感情移入を待たずに疾走する物語に置き去りにされてしまった感じ。ネタがネタ(ネタバレ注意→狂牛病)だけに鮮度が落ちる前に書き上げたかったんだろうと思うけど、それで完成度が落ちてしまっては本末転倒。すごくもったいない。