2001-10-26 午前半休とあやしい人と「トゥインクル・ボーイ」 [長年日記]

[雑記]

朝起きたら気分が悪くて頭も痛かった。慣れないワインでの二日酔だと思い、水分補給にペットボトルのお茶を飲んだがますます気分が悪化。これから電車に1時間乗るのはとても無理どころか考えるだけで吐きそうなので、連絡して午前半休を取らせてもらった。

でも、私1人ではなく部署の約半数が体調不良だったとはいえ、今月は休み過ぎ。時給制だから来月分の収入にも影響するし、少し頑張らないといけないかも。数ヶ月に一度はそんな反省を繰り返してる気もしつつ。

同じ職場のとある人は、仕事中に何故か他人のPCモニタを見ている事が多いらしい。それも、チラチラと盗み見るのではなくて食い入るように凝視、画面が何処かのHPであるか業務に使うアプリケーションであるか等は無関係らしい。今日のように勤め先から(略)する時は、まるで見張られてるようで嫌な気分であるが、つーか勤め先から(略)するなよと自分で思ったので以上終わり。

[読書]トゥインクル・ボーイ(乃南アサ/新潮文庫)

幼い故に純粋であり視野が狭い子供達の、大人社会の澱みに染まり恐ろしい生き物へと変貌した姿を描いた7篇の短編集。女性と女性だけではなく、大人と子供の間にも潜む鬱屈したものも見事に曝け出して描き切る著者であるが、その観察力と人生経験を考えると何やら怖い気もする。

「泡」
挫折した父親の身代わりとするべく母親に教育される祐一郎。ある日彼は、人体の何処に「命」というものが存在するのかを疑問に思い・……。いちばん印象深かった作品。特に女性には、学術的な物の見方よりも視野の広さを身に付けるべしという教訓か? 耳が痛いなあ。