2001-10-10 風邪感染疑惑と雷雨と「薔薇の王」 [長年日記]

[雑記]

周囲の席の社員さん達が皆体調不良でボロボロなので、私がヤバイ風邪をうつしたという噂もあったりなかったり。

帰宅時にやや強い雨が降っていたので喫茶店で本を読みながら雨宿りをしたが、読み終わって外に出る頃にはもっとひどくなっていて萎え。

駅のホームでは眩い白光に目を射られ、雨に濡れたパンダグラフと架線がショートしただけと一瞬思ったが、しばらくして音が響いてきたので落雷だとわかった。幾つかの電車は足止めを食らったらしく、ちょうど帰宅時間帯だっただけに影響力は大きそうであった。

[PC・ネット]大仁田節変換機

ネットサーフィン中に発見した、説明不要なCGI。通常モードと敗戦後モードと、それぞれが用意されているところが素晴らしい。テンションの違いを味わうべし。

[読書]薔薇の王−ロサ・アルティーザ−(高瀬美恵/エンターブレインA−NOVELS)

世界有数のエリート養成機関であるローゼンランツェ。
その庭園の、優等生のミューゼルが入学と同時に苗を持ち込み、
今では血のように赤く咲き誇るまでになった薔薇「ロサ・アルティーザ」には、
ある秘められた伝説があった……。

高瀬美恵は、重めでありながら笑いどころも多く盛り込んだ物語・個性の強いキャラ達・流麗な文体、と3点揃ったファンタジー系少女小説を書く作家である。この作品もその期待に外れていない。陰惨にして耽美な展開を迎えた続編で、女性と花達とをこよなく愛する「人間のクズ」フリードや、巨大総合掲示板「ユグドラシル」の名高き荒らしイサムといった少年達の活躍が、今からとても楽しみ。

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