2001-09-26 おかゆとカレー [長年日記]

[雑記]

気がつけばここ数日食べ物の話ばかりなので、今日はいっその事開き直ってみようと思う。

出勤途中、近所でお気に入りのラーメン屋が何故かこんな時間から開店しているのを見かけた。入り口には営業中の札と新メニューの朝粥の看板が。朝から中華粥が食べられるのは素直に歓迎するとして、その店は確か午前3時に閉店の筈なのにいつ休むのかが気になった。

カレーの王様の秋限定メニューに「おばけコロッケカレー」なる代物がある。「皿が隠れるほどの大きさ」という謳い文句に刺激された私は、今日の昼食で挑戦してみる事にした。

コロッケは、23cm前後の私の足をも上回る大きさで、当然普通のお持ち帰り容器には入らず別パックに詰められていた。味は普通のコロッケで普通に美味しかったが大量に食べれるような物でもなく、けれどもカレーが美味しいので残す気分にもなれず、冷たい烏龍茶をガブ飲みして無理矢理片付けた。

その結果、午後しばらくは非常な眠気と胸焼けに悩まされた。幾らカレー好きでもあのメニューだけはもう勘弁である。

夜は出向メンバー中心の飲み会があった。普通の店で、特に変わった食べ物は出なかった。

ごく自然な流れで2次会に参加、こちらは蕎麦が美味しいらしい店だったが、サラダを1品頼んだだけで後は全員飲んでばかりだった。

[読書]−魔女の刻2−メイフェア家の魔女たち(アン・ライス/徳間文庫)

村の魔女スザンヌが戯れに夜の野原で悪霊ラシャーを呼び出してより、
魔女の一族メイフェア家の歴史は幕を開けた。
魔女である自分自身の力とラシャーに命じてふるわせる力、
この2つを引き継ぎ磨き上げる事により、
メイフェア家は迫害される側から栄華を極め称賛される側へと変じていった。
一方で、超自然現象研究団体タラマスカは、
スザンヌの頃からメイフェア家を観察し見守り、記録を残し続けていた。

この巻は、1巻の主人公マイケルがタラマスカにすすめられて読んだ、過去のタラマスカメンバーが綴り現在のメンバーが編集したタラマスカ秘蔵の書類、という形をとっている。後半辺りの伝聞を集めた記述は正直読んでいてあまり気が乗らなかったが、タラマスカメンバーのピーティルが自分自身の体験や思いを綴った前半は激しく心迫る部分である。魔女狩りの時代を生きたスザンヌの娘デボラの物語が非常に切なかった。