深夜バイトは今日も特殊な仕事。どんなにわりの良い仕事であっても、毎週末同じ行動の繰り返しではいい加減嫌になるというものである。週末だけじゃなく平日の夜も普通に仕事を入れている人達はものすごく苦痛じゃないんだろうか、どうやって割り切っているんだろうかと考えずにはいられない。今日は内容にほんの少しだけ変化があって、それにだいぶ救われた感じだった。それにしてもいつまで続くんだろう? 普通に入力がしたいよう。
★ 朝は友人と待ち合わせの為、家に真っ直ぐ帰らずに寄り道をした。ドーナツ屋でおちあったところ、そのドーナツ屋に急ぐあまりに道路を逆走したオヤジがいたとの話を聞いたので、そのオヤジの顔をこっそりではなくじっくりと眺めてみた。何の変哲もないとても普通のオヤジだった訳であるが、いい年ぶっこいたオヤジはそれらしい振舞を心がけないと。逆走する程急いだ先がドーナツ屋なんてカッコ悪すぎ。
★ 久々にフルーチェを作ったら、牛乳の分量を間違えて失敗してしまった。かたまらないフルーチェはただの気持ち悪い液体なので、流しに流して捨てた。つーか、フルーチェは小学生の女の子だって作り方を間違えないに違いない。萎えまくり。
ある日突然指が現れ、惑う自殺志願者の目の前で エレベータのR階行きボタンを押した。 指は1本だけではなかった。 酔っ払った失業者の前で信号機のボタンを押し、 裏切った彼氏の車を衝動的に汚そうとした 若い女の前に現れて彼女の行動を手伝い…… その内に指の数は増え、行動はエスカレートし、 ようやく彼等の存在に気付いた人々を恐怖のどん底に突き落とし始めた。
淡々とした文章と目まぐるしい場面転換は、現代が舞台の恐怖小説にふさわしい感じでさくさく読めた。この手のパニック小説は、オチのない不条理オチ・近未来的な科学オチ・超常的なホラーオチのどれかだと思うのだが、その中の個人的にいちばん納得いかないオチに導かれてしまい、途中までがとても良かっただけにとても残念な気分だった。続編があるらしいので、そちらに期待をつないでおこう。
なお、今日どこぞのオヤジが逆走して急いだのと恐らくは同じドーナツ屋が、ほんの少しだけ出てきたのでその偶然にちょっと笑った。