10日ぶりのバイトに備えて朝から寝ていたところを、NHKの集金に襲撃された。料金滞納してるし、日曜日なのをわざわざ来てるし、空調と扇風機点けっぱなしじゃ電気のメーター回転しまくりで居留守は無理だろうし、しかもレオンが玄関先で鳴くしで、動揺して思わず素直にお金を払ってしまった。運悪く、ちょうど払えるだけのお金が手元にあったのもまずかった。ちょうど払えるだけのお金を払ったという事はつまり(以下略)。
この件を報告したら私の生活資金の貸付先から大クレームが入り、それに逆ギレするので忙しく更に睡眠時間が削られた。大勢の人がシカトを決め込んでいるようなNHK料金なんかに使うより、自分の生活費や公共料金や税金の為に残しておくのが当然と厳しく諭されたのであるが、「お金おろしてないんで、また今度来て下さい」ぐらい言う機転は利かせるべきだったと後悔はしても、払ってはいけないものではないものに払った事を責められるのは納得がいかず。憤懣やるかたなく、話し合いの後もしばらく眠れなくて更に更に睡眠時間が削られた。
1975年の渋谷で、 将来に対する希望や漠然とした不安等をそれぞれ抱えつつ、 ロックに彩られた青春を送っていた少年少女達。 その中の1人の少女の物語は、希望そして挫折を迎え、 そして唐突な出火事件によって幕を引いた……。
柴田よしきにハズレなしと踏んで、古本屋にあったのを内容も確認しないで購入した。数ページ目から、渋谷周辺の店名やらロックグループ名やらがバンバン飛び出すし、舞台になっている時代がずばり私が生まれた年で懐古じゃなく想像しかできない時代で、正直チンプンカンプン。でもまあ、雰囲気が完全に掴めなくても物語は追える、と妥協して読み進めた。
今日読んだ前半部分「一九七五年」は、後半に向けての伏線を気にしなければ、そのまま青春小説のようである。外国を舞台にした青春小説は普通に読めても、日本が舞台でしかもエッセイじゃなくて小説仕立ての物は、読んでて意味もなく小っ恥ずかしい。とりあえず、「チャーなんか下手じゃん」と言い切る女子高生バンドのベーシストの台詞とか、当時の高校生達が熱く語るロックの蘊蓄等は、むしろ機会があれば某似非ミュージシャン氏に読んでもらいたいと思いつつ、後半の展開に期待して今日は終わり。