朝方家に帰ってから、溜まっていた日記を更新。今月初日にこの日記が1500アクセスを迎えていたのを、今日になって始めて知った。世間一般ではしけた数字でも私には充分嬉しい来訪者数だし、いろいろありつつ半年日記を続けられた自分にも少し感心。次は日々の行動が、人様にお見せしても恥ずかしくなくなるよう、頑張るというか願うというか。
★ 今日はバイトの予定であったが、とある不幸な出来事が発生した為に慌てて欠勤の連絡を入れる羽目になった。嫌だとかでサボった訳じゃないし、ちゃんと連絡も入れて謝ったし、それに所詮はバイトの身なんだから必要以上にくよくよ思い悩んでも仕方ないと思いつつ、仕事を始めてから日が浅い時点での事実上の失態を悔いずにいられない自分。その反省を今後に活かすならまだしも、早くもみそがついたと感じてやる気を凋ませている自分。こういうの全てが神経症的なのかもと思った。
騒乱の時代にある宇宙の中で、 平安と繁栄を享受し続けるように見えていた商業国家オルヴィエートに、 他国の大艦隊が領宙侵犯を行うという非常事態が発生した。 降って沸いた国家存亡の危機を、 元首レオポルト・ファルネーゼの1人娘エレオノーラは、 唯一心を許した侍女以外には隠し通してきた 自らの野望を実現させる絶好の機会だと考えていた。 母を死に追いやった父や、自分を見下し迫害する異母兄達に対する復讐として、 ファルネーゼ家しいてはオルヴィエート全体を手に入れようと……。
田中芳樹久々のスペースオペラ、と見せかけて、彼はあくまでも原案担当者であり、実際に執筆したのは荻野目悠樹という私が初めて名前を聞く作家であった。田中芳樹の文章については良くも悪くも感じた事はなく、この荻野目悠樹の文章も物語を追っていく上での妨げになるようなこともなく、共著という形は実際あまり気にはならなかったりする。
物語の方であるが、他の田中作品同様、主役級のキャラも悪人も脇役もそれぞれが彼等なりの美学に沿って行動する様が綿密に描かれていて面白い。複数の人間の野望が交錯するのは多くの田中作品に見られる図式であるが、今作では支配階級側の対立に重きを置かれているように思える。エレオノーラが魅力的。話の続きが非常に気になるので、既刊分を一気に読む予定。