2001-07-01 バイト初日 [長年日記]

[雑記]

夕方起きて身支度をした後、早目に日記を更新していざ出動。今度の仕事先は、おしゃれな街として鳴らしている?都内某所にある。電車で片道1時間、途中乗り継ぎ1回を含む遠距離通勤で、しかも交通費は自己負担。しかし帰宅ラッシュとは逆方向の為、座席に座って本を読めるのがとても良い。途中30分休憩を挟んで、朝の9時までデータ入力。社外秘なので詳細は伏せる家へ帰る人の波を尻目にしつつ仕事にむかう自分の姿に、私のひねくれ心が充たされるというメリットも。

が、3倍のボリュームが出るあの有名なマスカラが「メイビリン」じゃなくて「メイベリン」である衝撃の事実や、「メンソレータム」がロート製薬で「メンターム」が近江兄弟社という違いを知ったりした。

上がり際、社員の人に「初日からきつくてごめんね」等と声をかけられた。確かに社会復帰初日での9時間半拘束ではあったが、内容の噛み砕かれた仕事が与えられしかもバイトという立場の気楽さ、全然キツイとは思わない。むしろ、仕事中は自由に喫煙OKな辺りでのある誘惑や、希望先着順で埋まるシフトに対する不安の方が余程キツイのであった。

[読書]紫骸城事件(上遠野浩平/講談社ノベルズ)

かつて、魔女リ・カーズが宿敵オリセ・クォルトを迎え撃つ為に
築き上げたと言われている「紫骸城」。
相討ちに終わったと思しき2人の魔女が姿を消してから3世紀経った今も、
その城はリ・カーズの設計方針通りに「呪詛」を集め蓄え続けていた……。

ブギーポップシリーズで知られる著者の、異世界を舞台にしたミステリ第2弾。前作にあたる「殺竜事件」が個人的には結構良かったので、今作にはそれなりな期待を持って読んでみたのだが……。正直、前作と比較すると落ちるかなーといった感じであった。中心人物があまり活躍せず華々しさに欠けた上、肝心の謎解きを任された人物やその他の登場人物達は狂気じみていてかつ底が浅い。なので事件の展開にあまり興味が持てないまま、真相解明を迎えてしまった。

著者の文章は、正直あまり上手いとは思えないので、ライトノベル以外の分野には不向きなような気もする。しかし「独特な世界観で描かれた異世界を舞台に、そこで発生した事件及びその背景を古典的な推理の手法?で描く」このシリーズの試みは個人的に非常に気に入っているので、とりあえずは続刊に期待といったところ。