昨日面接を受けた会社から電話がかかってきた。結果は採用との事。置き忘れた黒のBABY−Gも、ちゃんと見つけて保管してもらっていた。ちなみに仕事は7月から、時間帯は深夜から早朝にかけて、そして仕事内容はPCでのデータ入力である。とりあえずおめ。
前作での事件解決後、一児の母となった緑子は辰巳署に転属され、 落ち着いた日々を送っていた。 ある日彼女は、自分を一方的に敵視する同僚から、 失踪した友人を探す1人の「女性」の世話を押し付けられる。 それは後に意外な結末を見せ、更に意外な方向に繋がっていくのであった……。
「RIKO−女神の永遠−」に続く、女刑事緑子の物語第2弾。女という性を掘り下げて描いた前作に対し、今作では母性に対しても触れている。母である事は女である事の一部を否定する・母性がもたらす幸せは外ではなく内に向かっている、等の緑子の思想や言葉には、ただのフェミニズム文学にはない深さが感じられた。主人公の緑子を含め、一般的ではない性意識を持つ登場人物がやや多い点で、読者を選ぶ作品ではある。
レオンのトイレの砂をうっかりきらしてしまった。「砂が少ない」と執拗に鳴き続けるレオンの声のうるささに負けて、私は大急ぎでトポスへと出かけた。
目的のペット商品売り場では、ペット砂の陳列棚の手前に「ペットシート」なる商品が多数平積みされていた。砂の代わりにトイレに敷いて使用するらしい。砂じゃないという事は、使用後のレオンが部屋中に砂粒を撒き散らす事もなくなる訳で、何て便利なんだろうと素直に感心した私は早速それを買って帰った。
買ってきたシートをいそいそとトイレに敷いて、自信満々でレオンに披露した私。しかし肝心のレオンは「こんなんじゃダメ」とばかりに完全無視、再び大きい鳴き声で不満を訴え始めた。その可愛げの欠片もない態度に少しばかりカチンと来た私は、大人げのなさで対抗しようと、先程捨てた砂を嫌味ったらしくシートの上に広げてみせた。
「どうよ? こんな汚い砂よりは、シートの方がまだマシでしょ?」
だが、レオンの方が一枚上手であった。彼は素早くトイレに入り、唖然とする飼い主の目の前で満足げに用を済ませたのであった。何の為にシートを買ってきたんだか……。