2001-06-11 病院(2回目) [長年日記]

[雑記]

病院の日。前回いろいろと懲りた為、今回は同じ轍は踏まないように心がけた。まず、意外と時間がかかるバスをやめて地下鉄を利用。それから再診なので予約済とはいえ、早目に着けるよう余裕をもって外出。そして大きい病院だからこそ、ある程度は待たされたりするものであると予め覚悟。待合室では結局1時間待たされたりしたが、初めてではないという安心感と心構えの問題で、さほど気にはならなくて済んだ。

前回とは別の先生から診察を受けた。良くも悪くもなってないのか、前回と同じ種類・量の薬が処方された。飲み始めの頃は全然効かないと思っていたけど最近はそうでもないし、つーかこの手の薬は飲み続ける内に徐々に効いてくるものらしいし、だからまあいいかといった感じである。次回は2週間後との事。

COCO壱番屋で夏季限定カレー。今日は夏のフルーツカレーに挑戦してみた。以前私が熱烈に愛していたにもかかわらず消えてしまったバナナの他、パイン・グァバ・赤&黄パパイヤ等の果物がたっぷり入ったトロピカルな味だそうなのである。こんなゲテメニュー、喜んで注文するのは味蕾の発達していない御子様か私だけではないだろうかと思った。店にオススメされないまでも、ソースは甘口を選択してフルーティーなお味を堪能させて頂いたが、他人に薦められるような代物ではないのを予め御断りしておく。

[読書]キャリー(S・キング/新潮文庫)

狂信的な母親の影響を強く受けて育った為、
幼い頃からクラスメイトに変わり者として苛められて育ったキャリー。
それぞれエスカレートする母親の信仰の強制と周囲の苛めに追い詰められた彼女は、
そこに思春期の体の変化を迎え、
自ら記憶の底に封印していた念動能力を開花させる事となった。
そしてそれは彼女と彼女の住むチェンバレンの町に、
炎と恐怖と混乱の一夜を招く事になったのである。

有名な作品なので知識としては頭に入っているものの、ちゃんと読んだ事はこれまでなかった。キングの小説は個人的に当たり外れが大きいのだけど、これは大当たりの部類に入る。ゴシックホラーとは違って、登場人物達の心情が理解しやすいし、ただ殺戮や恐怖を描くのではなく、思春期特有の叙情的な背景が存在するところが良い。

そう言えば何となくだけど、綾辻行人の「緋色の囁き」はこれに雰囲気が似てるかも。