嘘はできるだけ吐かないでいても、秘密を抱えずには人々の中での日々を過ごせない。誰にも隠さないでいられるありのままの部分が、隠し事に削られてなくなってしまうのが怖い。失敗や汚点等の恥ずかしい部分か、または恥ずかしいと思う気持ちそのものがなければ、いつだって堂々としていられたのに。
とりあえず、この日記が書ける間はまだ大丈夫。
久々のパチンコ。今日行った店は、無制限・台交換自由・3円交換といった点が人気を集めているのか、どの機種もほとんど空き台がない程の賑わいぶり。ガラ空きの店でまったり遊ぶのが好きな私にとっては、ある意味雰囲気の悪い店ともいえる。本当は「キャットジラ」か「わくわくドラキュラ」で遊びたかった私は、これらの空き台が1台もない事にちょっぴり腹を立て、目についた適当な空き台で打ち始めたのであった。
まずは「ギンギラパニック」。パッキー1枚で当たりをひくも確変ならず。特に好きな台でもないし、このシリーズ自体に何の思い入れもないのでこれにて終了。
次に「フィーバースト2」。座ってすぐに当たりをひくも、またもや確変ならず。良くまわる台なので1箱消えるまで粘ってみたが、その後は当たりを1回もひかなかった。ザンギエフとE本田の使えなさ加減に大笑い。
最終的な結果は約5千円の勝ち。平日の明るい内にパチンコ屋に行く時点で、自分が堕ちるところまで堕ちてるような気になるので、少々勝ったくらいで大して嬉しくはない。10数万円勝ちとかすれば、いっそ開き直れるような気がしないでもないけど。
機会の体に多感な少女の心を秘めた、「頭脳船」ことサイボーグ宇宙船のヘルヴァ。 彼女は極度に奇形した体と優秀な頭脳を持って産まれ、 金属の殻に封じ込められる事で生命の保証を得た。 専用の教育を受けて成長した彼女は16歳の誕生日、 ありふれた正常な人間とは大きくかけ離れた人生の1歩を踏み出すのであった……。
今日はこのオムニバスの中から「殺した船」まで3篇を読んだ。いかにもSF的な突飛で科学的な設定の上で、ヘルヴァを始めとする登場人物達の心情が細やかに描かれている。一般の人々にとって禁忌的な設定だけに、手に取る時点から読み手を選ぶ作品ではある。