2001-04-12 無意味に完徹 [長年日記]

[雑記]

昨夜は眠気がいっこうに訪れず、そのまま朝を迎えてしまった。眠くなくてもちゃんとだるいのが不思議。

「食べても太らない体」と並んで「眠らなくても平気な体」は全人類の夢であるが、「眠らなくても大丈夫」な事が重要であり、「眠れない」のでは全然ダメで、趣味や娯楽としての「睡眠」は残すべきである。

以上、睡眠不足の頭で考えた妄想終わり。

駅前であやしい集団を発見。やたら爽やかな男女計2名が謎の旗を振りながら、老人の集団を路地裏に誘導するというものだった。宗教? それとも悪徳商法? どう見てもツアー客の集合ではなかった。

[ゲーム]センチメンタルグラフィティ2(DC)

夏穂EDクリア(計3つ)

ようやく全員クリア。全CGクリアという目標はつくづく無謀だったが、シナリオで満たされなかった分、ある意味正しいプレイ方針だったかも。詳細後述。

夏穂シナリオ
活発なスポーツ系関西娘から大変身、ハスッパな感じの遊び人になっていた。前作ではるりか同様影が薄いと感じたキャラであったが、今作では考え方や行動に私個人との共通点が多く、身近に感じてしまったのが逆になんかイヤだった。他人には一時的な信頼しか寄せない方が安心とか(でも結局自分を裏切っちゃうんだけど)、相手に必要以上に踏み込まれない為に虚勢をはったり相手をわざと振り回したりとか。まあ私は関西人でも体育会系でも遊び人でもないし、煙草はやめたけどね。

さて、全体的な感想であるが、アラが目立つゲームである。前作は「12人の女の子達との同時交際」を前提とした物語の設定自体が荒唐無稽だった為、御都合主義な再会の場面や、独特のオーラを放つオープニングはある意味似つかわしかった。

しかし今作では「前作主人公の事故死」という出来事を冒頭に用意し、前作とは違った形で「せつなさ」を表現しようとしている訳である。大切な人の死に対する哀しみ・それを乗り越えて新しい1歩を踏み出そうという決意を描くなら、1つのシナリオ内での話の繋がりを繊細に仕上げて欲しい。いつの間にか相手の呼び名が変わっていたり、知らない間にある出来事を体験していた事になってたりするのは、プレイヤーの感情移入を妨げる以外の何物でもない。「どうせプレイヤーはCG目当てに全部のシナリオをクリアするだろうから」という甘えがあるように思った。