★ HPにほんのちょっぴり手を入れてみた。最近頻繁に利用するGoogleの検索ツールを、表紙に置いてみたのであった。しかし私は自分のHPをホームページにしてないので、実際に使うかどうかは疑問。使わなかったら即外すからいいや。
それにしても、Googleの検索結果にはびびる。「素光」・「日記」で検索するとこの日記がトップで表示される事に、最近気付いてしまった。しかも、紹介文に退職した辺りの頃の文章がまるまる引用されてて非常に萎え。もう下手な抵抗はやめて、他の検索エンジンにも登録させちゃおうかなあ……。
シリーズ最終刊な上に、前作が非常に気になる終わり方だったので、他の未読本を差し置いて手をつけ最後まで一気に読んだ。
この話を簡単に説明すると、「ぶっとんだ経歴を持つ大財閥の女総帥が、宇宙一の腕を持つ一匹狼の海賊に、政敵排除及びその他の理由で期間限定の偽装結婚を持ち掛け、2人力を合わせて暴れまわるスペースオペラ」という感じになる。違うような気もするけど、まあいいや。
確か1巻辺りのあとがきで、「普通のラブロマンス」を目指すというような事が書かれていたが、最終刊のラスト間際になって、今まで不足していた分を補うかのような怒涛の勢いで衝撃的ラブロマンスに。読んでて茫然としてしまう一方で、伏線をこういう形で生かすなんて上手いなあとも感心。最近の女性向けファンタジー系作家の中では、小野不由美と張るくらいのレベルだと個人的には思っている。
ところで、今作巻末のあとがきで「この作品は似非SFです」みたいな事を書いていたのは、どこかで手厳しい指摘を受けたりしたんだろうか?
批評家や他の作家が言ったのか、それとも2ch辺りの匿名連中が言ったのかは知らないけど、そうやって「SFである事」に変なプライドをもって厳しく作品をふるいわけてたら、SFというジャンルはより孤立し衰退する一方ではないかと思った。
(宇宙船の移動原理その他が全くわからない私には、「SFであるか否か」の判定はできないし、つーか最初から「スペースオペラ」で良いじゃんと思っているので、その辺の話は置いといた)