2001-03-28 友人宅にお泊り・1泊目 [長年日記]

[雑記] 友人宅にお泊り・1泊目

早朝、レオンの切迫した鳴き声に叩き起こされて萎え。餌皿にごはんがなかったのを抗議していたらしいけど、勝手に変な時間に起き出された上にワガママ言われても困ると思った。

寝直したり、起きてやや重要な連絡事をしたり、又寝直したりしている間に友人から連絡。家族が旅行に出るので日中の留守番を数日間頼まれて欲しいとの事。レオン持込可の上に、1日中こたつでゲームしてて良いとの好条件なのでこちらも即快諾、ゲームソフトと文庫本とレオンとワインを持って出かける事にした。

友人の家に着いてから、いろいろし忘れてきた事に気付いたけども後の祭り。特にネット関係、友人の家からはネットに繋げないのが痛い。ここ最近ほぼ毎日更新してた日記だけど、今日から数日は手帳にメモ書きで乗り切るしか。

[読書] 幽霊船−異形コレクション−(井上雅彦監修/光文社文庫)

ほぼ隔月刊行のホラーアンソロジー。毎回テーマに沿った日本人作家20人以上の書き下ろし作品が集録されている。廣済堂から出ていた頃はコンビニに置かれていたりして、気軽に入手できる点がとても良かった。光文社に移った現在、コンビニで売られているかどうかは知らないけど。

今回は「幽霊船」をテーマにした23の作品を集録。今日はその内の8作品を読んだ。幾つか感想をリストアップしてみる。

「沈鐘」(小沢章友)
フィヨルドに出没するバイキングの幽霊船の話。「チーズとワインビネガーを混ぜたような体臭」という描写が繰り返しでてきた理由にラストで納得。
「アーネスト号」(安土萌)
孤独に航海を続ける少年の話。残酷でグロテスクでもある内容なのに、淡々と綺麗に描写されていて、そのギャップが良い感じ。
「時化」(小中千昭)
時化の海をフェリーで渡った少年の話。乗物酔いにはそれ自体の辛さの他に、なってしまった事への理不尽さみたいなものがあると思う。そういう日常的な体験もちゃんとしたホラーに昇華できると知って目から鱗。
「リジアの入り江」(竹内義和)
ひなびた港町の民宿の主人が語った悲恋。一度でも互いが不信感を持った途端に壊れる程、愛は脆い物ではないと思った。あと、幾らピンクでもフナムシは嫌。

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