2001-03-11 朝帰る [長年日記]

[雑記] 朝帰る

朝帰り。この面子で飲むと約束事のように朝帰りになるのは何故か、今更ながら不思議に思ってみたりする。

つーか今回は1次会・2次会分をおごってもらって幸せだった。財布に万札1枚しか仕込んでなかった辺り、最初から予定していたという噂もある。

ラーメンを食べ損なったまま解散。混んでる店で待たされるのは好きじゃないしおなかも空いてた訳じゃないので、ラーメンは食べられなくても全然構わなかったけど、あまりの寒さに耐え兼ねて結局自宅最寄り駅の立ち食いそば屋に寄ってから帰った。

家に着くや否や、部屋をガンガンに暖かくして即就寝。途中あまりの暑さに目がさめたりして御馬鹿。

夜、肉と白いご飯を安上がりに食べたくなったので近くの松屋へ行ったところ、店内で前の会社の人に偶然遭遇した。つい習慣的に「おつかれさまですー」と声をかけてしまったが、今は同じ会社の人じゃないので間違った挨拶であった。時刻は9時過ぎ、こんな遅い時間に帰りだなんて皆大変なんだねーと正しく他人事として思った。

[読書] トリニティ・ブラッド −Reborn on the Mars 嘆きの星−(吉田直/角川スニーカー文庫)

最近、吸血鬼モノだったら何でも良いのかと自分でも突っ込みたくなるくらいの勢いでもって、吸血鬼作品を買ったり読んだりしている。読みかけの「ヴァンパイア・レスタト」は小休止して、間にちょっと軽めの物でも読んでみようと思い最近買った新刊がコレである。

スニーカー文庫で300ページ弱なので1日で読み終わった。冒頭の辺りでは、ありふれ過ぎた固有名詞・設定の連発や陳腐過ぎる物語展開に、B級作品に違いないと思いながら読み進めていたのだけど、読み終わった頃には若干評価が上がった。単純に吸血鬼対人間の話を書こうとするのでなければ、他の部分では敢えて使い古された語句や設定を利用しないと読者がついてこないという事なのかも。好意的解釈に過ぎるかも知れないけど。

B級ではないと思い直したとはいえ、欠点のやや多い作品。修飾語を多用する割には日本語が変な部分が見受けられるし、「○○側の人間だと思ってた人間が実は××側の人間だった!と思いきや実は△△側の……」的な設定の人物が多過ぎて少し興醒めだし。まあ、読んで損って事は全然ないので、とりあえず続編に期待という感じかな?

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