最近夜がものすごく寒い。あまりの寒さに外に出る気が失せ失せである。だったら日中に活動すれば良いじゃんという話もあるが、昼間は無駄に人が多いから外に出たくないので寝る時間なのである。
とかなんとか言いながら、チョコレートサンデーは食べれるのだから大した寒さじゃないのかも。
私は或る旧家の1人娘であった。 亡くなった両親から引き継いだ資産を 私とその夫が共同で管理していたが、 世間知らずの箱入り娘であった私は 実質的な管理を夫に全て任せていた。
ある日の事、私は夫と2人で地下室に入った。 そこには骨董的価値のある日用品が収められていて、 その日はそれらの中で大した価値がないもの・ 私及び夫のどちらも執着がないものを処分する事になっていた。
その中に或るブランドの食器セットで、 私と夫両者の好みから外れ かつ買い取り手を見つけるのに面倒なマニアックな物があった。 夫はそれらを手っ取り早くこの場で破棄しようと提案し、 私は反対する理由もなくその提案を受けた。 しかし使用可能な形ある物が壊される様子を見たくなかった為、 私は後を夫に任せて部屋を出ようとした。
部屋を出る寸前何気なく振り返ったところ、 破棄を宣言した食器セットの一部を夫自身が丁寧に布で包み 自分の手提げに詰めている姿が目に入った。 私はこれまで夫のやり方に異議を唱えた事はないし、 夫を馬鹿にした事もない。 なのに何故彼は私に対してつまらない嘘を吐いたのだろう? 些細な出来事ながら、 私はひどく裏切られた気分でその場に立ち尽くした。
目がさめた瞬間は切ない気分でも、後でじっくり思い浮かべると内容が不可解な夢は多い。