今週からいろいろやり始めようと思っていたものの、結局何もしなかった。このままダラダラした生活が癖になってしまうのが怖い。
でも本当にやりたい仕事とかの見通しが全然たってないんだよね。とりあえずは派遣社員かフリーターになってから、いろんな勉強でもするかなあ、とか思いつつ。
私は近未来の時代を生きるある青年だった。 数種の類稀な特殊能力を持った彼女と共に、 公的には助手として私的には恋人として仲睦まじくとても幸せに暮らしていた。
ある日、人類全体が確実な未来に非常な危機を迎える事が判明した。 それを回避又は打破する事ができる唯一の人材は、 優れた特殊能力者である彼女だけだった。
彼女と私は深く悩んでいた。 彼女を未来に送り込む為のタイムマシンは1人しか乗れない代物であり、 冷凍睡眠を利用して未来で彼女と再び会おうというアイデアも、 冷凍睡眠技術の未完成具合と予算の都合でやはり実現不可能であった。
彼女への要請は強制ではなかったから、 私達は自分達の関係を保つ為だけにそれを拒否する事も許されていた。 私達は人類を愛していたし、 人類全体が救われるのならできる限りそれに協力したかった。 しかしそれによって私達の絆は永久に断ち切られてしまうのであった。 人類の為に私達の関係を捨てる事、私達の関係の為に人類全体を犠牲にする事、 どちらを選んでも私達は後悔を免れないに違いない。 このような苦渋の決断を迫らされる羽目に陥った自分達の不運を激しく嘆きながらも、 選択の期限は刻々と迫りつつあるのであった……。
選択する前に目がさめたのが幸い。ひどく切なくなった夢だった。落ち着いてみれば、こないだ本屋で立ち読みした梶尾真治の短編と「時の果てのフェブラリー」の影響を受けまくった夢だと気付いたけど。