せっかく早めに家を出て1本早い電車に乗ったのに、読んでいた本に気をとられて1駅乗り過ごしてしまった。幸い次の駅でほぼ同じタイミングに反対方面の電車が来たのでそれに乗って難を逃れたが、早く家を出た意味がなかったというべきか早い電車に乗ったおかげで遅刻しないで済んで良かったねというべきか。謎。
★ アジアの何処かだかで旧正月らしい。ネットで調べると今年は1月24日だったり2月5日だったりマチマチの、実際のところが良くわからないくらい縁遠い筈のものが私達の仕事を引っ掻き回している。D社の海外にあるPC工場が1週間近い休暇に入ってしまい、ただでさえ長い納期が更にかかるのである。馴染みが薄いだけに、得意先への納期回答では説明するのに一苦労。
全部読み終わった。
SF作家ってすごい。作家という、自分が書きたい作品を発表して他者の共感を得る立場の時点で充分すごい上に、多くの科学考証を元に世界を構築しその中で情愛や人間性を描くという、一見矛盾してそうな事をやってのけるのだから。
……と、言葉にすれば今更な事を強く思うくらい、私的には良いSFだった。ヤングアダルト小説として書かれているせいか、多くの科学的知識がちりばめられながらも判り易かったのが大きいかも。それでも半分くらいネタが理解できていないような自分にもどかしい。勉強勉強!
難を挙げるとすれば、主人公フェブラリーの卓越したオムニパシーがあまりピンと来なかった辺り。どちらかというと優秀な少女探偵どまりの印象を受けた。また、如何にもイマドキなイラストレーターの起用はあまりにも安易過ぎだと思った。某銀髪無表情少女(ツインポニー)を引きずり過ぎ。