せっかくの温泉旅行が暗礁に乗り上げた事に気落ちして、その後の行き先を運転手に一任し自分はさっさと不貞寝を決め込む。目がさめると既に朝で、場所は神奈川県内。何もせずに速攻戻ってきちゃったわけで、2人揃って萎え。
★ しばらく都内をうろついた後、このまま長距離ドライブで終わるのも馬鹿馬鹿しいと思い直して次の目的地設定にかかる。海は変に観光客ずれしててがめついし、シーズンオフにはやさぐれてて良くないって、最初からちょっぴり思ってたんだよ私。やっぱり山だね、山はいいよにゃー。
以上、これが「酸っぱい葡萄の論理」というやつである。
★ さて、実質2日間で行き来可能な近場の山(むしろ高原)、という条件に挙がったのが軽井沢。周辺に温泉があった憶えはないけど、温泉は今回は諦めよう。ケチがついて行く気萎えたし、またの機会もあるだろうし。
そういう訳で、今度は軽井沢にむけて出発。カーナビの指示を無視して中央自動車道に乗り、途中のSAに寄りまくって何か食べたり、自分用に「東京土産」と銘打たれたお菓子を何故か買ったりした。個人的ヒットは「とりもち」なる食べ物。餅と鶏の唐揚げを串に差して醤油味で仕上げた物で、屋台の食べ物にしてはバランスが取れている気がする。
★ 長野県内に入った頃合いから雪が降り始める。道路は滑るし視界も悪くなるので少し焦るも、とても良いタイミングで手頃な宿を見つける事ができた。
1を読み終わった時点で作品の世界設定を把握しきれていないにもかかわらず、どうしても話の続きが気になってしまって続編を購入。勢いに乗ってそのまま読破。
現時点での大雑把な感想だけど、なんだか切ない話。夢や理想や真実の追求は、代償として無関係な人達や大切な人達を巻き込み傷つけたり失ったりする。でもそれなしには人間は生きていけない。人間じゃなくてトルクの猫です、という混ぜっ返しは禁止。
表紙のイラストは可愛くて個人的には好きだけど、この作品にはあわないような気がする。作品の中の猫達には、このイラストみたいな無邪気で明るいイメージはないんだけどな。