2005-10-02 ニュースいろいろ/「NOTHING」 [長年日記]

[動物]萌え猫画像

萌え猫画像 不可解な習性(うちの雛さん(10月2日付))・にゃんぽちかばん(まるまるかじつ 子猫成長記録(10月2日付))・とても好き(猫またぎ(10月2日付))・ビフォー・アフター すぐり編(sugurimilk diary(10月1日付))&ビフォー・アフター ミルク編(同(10月2日付))・けが(我輩はスコである。(10月1日付))→エリザベス(同(10月2日付))→緊張(同(10月2日付))

[食べ物]「塩抜きマックフライポテト」の秘密

「裏メニュー? 塩抜き マックフライポテト」(愛娘溺愛日記(9月19日付)/つかれた(10月2日付)より)

マックでは「塩抜きポテト」がオーダーできる、という話。塩抜きポテトの何が良いかというと、塩分が制限できるばかりでなく、作り置きではない揚げたてが食べられるという事らしい。マックのポテトは揚げたてと作り置きとで味が著しく異なるので、このblogを読んで「早速試してみよう」と思う人も多そう。

私は、万が一にも店員に「ちっ面倒臭え注文しやがってこのババア」という態度を取られるとめっちゃ凹むに決まっているので、そんな危険は冒さずに他店の「冷めてもそこそこ美味しい」ポテトを食べようと思う。

[その他]眼鏡にオシャレを見出せる人が憎い/小額で楽しめるパチンコ台の復活?/本メモ「下流社会―新たな階層集団の出現」

「20代以下“眼鏡っ娘”増加中?おしゃれ意識」sea of tranquility(10月1日付)より)

全国の眼鏡使用者にアンケートを実施した結果、男女とも20代以下で「好き」の割合が最も高く、「好き」の理由は「よく見えるから」「ファッションに合わせて楽しめる」といったものだった、との記事。しかしこの、眼鏡を「よく見える」「ファッションに合わせて楽しめる」等と言っている人達は、恐らく笑っちゃうぐらいに目が悪くない人達なんだろう。

近視に乱視が混ざり恐ろしく度が進んでいる人間の場合、レンズは必然的に糞分厚く糞重くなる。少しでも軽く薄くしようと特殊なレンズを選ぼうとすれば、目眩がするほどの値段となり、「気分に合わせてかけかえる」為に複数の眼鏡を作るなんて事態はあり得ない。そしてそのレンズ越しに見える目は実物よりも小さく、つまり実際よりも不細工に見えてしまう。そして肝心の矯正視力も、1.0前後がせいぜいである。

「おしゃれを意識」とまで言わずとも、少しでもみっともなくない外見を整えようと思えばこそ、目が非常に悪い人間は眼鏡を捨ててコンタクトを選ばざるを得ないのである。眼鏡のアンケート結果を集計する場合は、回答者の年齢だけでなく視力についても留意して欲しいものだと思った。

「小額で楽しめるパチンコ台を復活 業界が顧客引き止め策」sea of tranquility(10月1日付)より)

2000−3000円の出費で小当たりを引けるような、ローリスク&ローリターンの台がお目見えするかも知れない、という記事。ここ数年パチンコで遊んでないが、CR機のバリエーション豊かな予告を羽根物並のお値段で楽しめるのであれば、またちょっと復活しても良いかなーと思った。等価交換じゃない活気のない店で、チンタラ&ヘボヘボと遊びたい。

本メモ 「下流社会―新たな階層集団の出現」(三浦展/光文社新書)(diary.yuco.net(10月2日付)より)

「単に所得が低いということではない、コミュニケーション能力・生活能力・働く意欲・学ぶ意欲・消費意欲・つまり総じて人生への意欲が低い」層を「下流」と呼ぶらしい。これはまさしく私の事ではないかと思ったので、可及的速やかに本屋で本書を探してみようと思う。

diary.yuco.netで取り上げられている、「インターネットは下流の遊び」という言葉も気になる。yucoさんは「一般的にはインターネットを使いこなしている人というと、富裕層で教養が高い、上流の人だという見方が強い」と書いてらっしゃるが、私は逆に、ネットは「ノンジャンルの知識充足欲を安価かつお手軽に満たせるツール」であり、真の貧困層ではないけれど趣味に真っ当にお金をかける経済力&気力のない層がこぞって飛びついているのではないか、と踏んでいる。

[映画]NOTHING(主演:デビッド・ヒューレット&アンドリュー・ミラー/監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ)

公式サイト

極度の対人恐怖症で自分の家から一歩も出られないアンドリューと、自己中心過ぎて誰とも折り合いがあわないデイブは、2人で共同生活を営む事で社会と上手く折り合いをつけていた。だが、デイブが彼女との新共同生活を一方的に宣言してアンドリューの家を飛び出したある日、双方の身に予期せぬ理不尽な不運が降りかかり、しかも彼等のシェルターであるべき家まで唐突に取り上げられる事となる。追い詰められた2人が「俺達をほっといてくれ!」と叫んだ瞬間、2人に迫っていた脅威を含む外界の全てが消失し、彼等は真っ白な空間の中に家ごと取り残される。

「『CUBE』の監督が手がけた『映画の既成概念を破壊する未体験デリート(消去)・サスペンス』」という触れ込みに釣られて、「CUBE」は観た事がないけれども観に行ってみた。公開されている冒頭粗筋から察するに、それほどディープなサスペンスではないだろうと思っていたが、……実際のところこれっぽっちもサスペンスではなかった。社会不適合の変なおっさん2人組が、窮地に陥った瞬間に謎のパワーにより他に誰もいない新天地に迷い込み、パニくったり喧嘩したりしつつもだいたいはぬるい共同生活に浸っている、そういう無気力な作品だった。

「自分達以外の邪魔な存在が存在しない世界」という設定はよくあるが、通常はそこに現実的制約をかませる事により、「『自分達以外存在しない世界』は安楽の地ではない」とするのが一般的である。しかしこの作品では、その現実的制約をも謎のパワーでねじ伏せてしまうので、とことん夢物語でありサスペンスの展開する余地がない(サスペンスと宣伝した人は責任取って腹を切って欲しい)。であるからして、「変なおっさんがDOAの対戦に興じたり匍匐前進したり等している姿を楽しめる」人や、「『CUBE』に出ていた俳優が変な役を演じているのを観て面白いと思える」人には向いていなくもない作品だったが、「未体験デリートサスペンス」を期待して観に行った人は泣きを見ただろう。私は「CUBE」を観た事がないのが幸いして、具体的な期待を胸に抱かずにいたので、思っていたのとは違ったものの裏切られたとまで思わずに済んだ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
おうる (2005-10-10 22:13)

[mac]マックのポテトは基本塩抜きのお店もあります。(馬喰町店とか)そういうお客さんが多いからという事情らしいです。そういうお店では油断していると勝手に塩抜きにされてしまいます。おばちゃんバイトで回しているお店にありがちな状態のようです。

素光 (2005-10-11 09:28)

そういうお店の場合は、逆に「塩アリ」を頼むと揚げたてが手に入る訳ですね。
というか最初から「揚げたて」を頼んでみたいところです。

[]