2004-12-26 肉の付け合わせに肉/ニュースいろいろ/「アイス・ストーム」 [長年日記]

[ダメ料理]肉の付け合わせに肉

母親からまたもや食材が送られてきた。今回は賞味期限の短い海産物の類が含まれていなかったが、代わりに干物類とステーキ肉が入っていた。海産物は向こうの特産だからわかるとして、ステーキ肉って……。「自分達の娘はステーキ肉も食べられないような困窮した生活を送っている」と思われているんだろうか、と思うと哀しくなった。事実であるだけに尚更。

そのせっかくのステーキ肉を、できるだけ美味しく食べようと思い、まずは香辛料(クレイジーソルトと胡椒と玉葱のすり下ろし)に漬け込んで一晩放置。それをフライパンで焼いた。つけあわせもばっちり用意、グラッセは面倒臭いので普通にバターで焼いた人参とじゃがいも、あと塩胡椒とバジルを揉み込んだ鶏肉。肉の付け合わせに肉ってのはどうなんだろうと思わないでもないが、冷蔵庫に残っていたのでしょうがない。

焼き上がった肉を皿に盛りつけて食した。やー、肉が柔らかい。元の肉が柔らかいのか香辛料が効いたのかわからないけど、とにかく柔らかい。美味しい美味しいとしばらくうまうま食べていたが、次第に箸の進みがのろくなってきた。普段食べ慣れていない牛肉の、ステーキ肉の、しかも霜降りなんか、そうそうバクバク食べられるモノではなかった。

[動物]萌え猫画像

 萌え猫画像 お揃いで(おちこじんち。(12月26日付))・ネコと袋今日の犬様 今日の猫姫(12月26日付))

[食べ物]カレーblog&ラーメンblog/柑橘の鶏

 食べ物レポートサイト お気に入りのカレー屋さん100choiris(12月26日付)より)・あらおの新宿ラーメンバガボンド(放浪者)あらおの新宿ラーメンVagabondブログ自称『日本一ラーメンを食べた男』のラーメン日記(以上3件、BlackAsh(12月26日付)より)

カレーとラーメンは、ベースの味が確立されているところに様々な亜流があり、しかもお値段も比較的手頃とあって、一・二を争う人気のB級グルメ料理かと思われる。こういった先駆者が残してくれた情報は、新規店舗を開拓する際にとても頼りになる。来年はいろいろ試してみたい。

 「カンキツの鶏」楠木坂コーヒーハウス(12月26日付)より)

オレンジ色に輝く鶏。時間が経つと青緑色になる予定。

[その他]「笑う大天使」映画化情報

 「上野樹里、サックスの次は『アクション映画』やるべ」ARTIFACT@ハテナ系(12月26日付))

待望の「笑う〜」映画化詳細記事。映画になる前にと思い、文庫版の「笑う大天使」(全2巻)を買って読み返した。「笑う〜」で私の印象に残っているのは史緒・和音・柚子が最高学年になってからの短編集(見合いとか見合いとか)なので、「アクション映画」と聞くと「!?」と思ってしまうが、そう言えば3人が高2時代の「お嬢様女子高生連続失踪事件」がメインだったっけ、と再確認。キリスト教知識を織り込みつつのストーリー展開が好きだっただけに、その辺が映画にも上手く活かされてると良いなと思うけど、宗教は小道具としての扱いは難しいかな……。

[VIDEO・DVD]アイス・ストーム(主演:シガニー・ウィーバー/監督:アン・リー)

TSUTAYA online 作品紹介

米国郊外の厳寒の街で、2組の家族が枠から逸脱しバラバラに行動する姿を描いた作品。クリスティーナ・リッチ目当てで借りてみたのだが、リッチの母役がシガニー・ウィーバー、リッチの兄役がトビー・マグワイア、隣家の兄弟の兄役がイライジャ・ウッド、となかなか面白い面子が揃っていた。父親達は何処にでもいるおじさんといった風、母親達は美しいけれども何処か野暮ったく、どちらも疲れたような空気をまとっている。一方、クリスティーナ・リッチやイライジャ・ウッドやその弟役の子供達は、何処か異質さを秘めた綺麗な容貌で、周囲を壊しそうなそれとも自らが壊れそうな危うい雰囲気。クリスティーナ・リッチの母親を凌駕する巨乳(というか全体的にムッチムチ)と、イライジャ・ウッドの今からは想像もつかない美少年ぶりがひときわ際立っている。

吹雪が吹き狂い樹氷が輝く寒々しい街は、美しいけれども物寂しく陰鬱で、だから登場人物は抑圧されたモノを各々抱えているのか、皆常識から外れた行動を取ってばかり。父親は隣家の母親と隠れて浮気をし、母親は自転車を漕いで健康的に抑圧を発散させていると見せかけて万引をし、娘も隣家の兄と交際をしていると思いきや弟も誘惑してついでに母親同様万引にも手を出している。娘が兄弟達両方との性的な行動に踏み出す場面はそれぞれ父親及び隣家の母親に見つかり咎められるのだが、「おまえらが何か言える立場なのか」という気しかせず、当の子供達もそう思っているのか彼等の目が届かないところで再び「禁じられた遊び」を繰り返す。1人離れて暮らす兄は比較的常識に踏み止まっているのだが、悪い同級生と一緒にクスリに手を出していたりするのでまともとは言い難い。気持ち悪い人々が延々気持ち悪い行為に耽り、表面に露呈して亀裂が走る様を淡々と描いた、何とも言いようがない不思議な趣のある作品だった。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
たあぼう (2005-01-01 01:44)

「お気に入りのカレー屋さん200」(100から改題)のたあぼうです。

ご紹介ありがとうございます。おかげでアクセスが増えました。
今後ともよろしくお願いいたします。

素光 (2005-01-02 16:50)

こんにちは。私も都内に住むカレー好きですので、いろいろなお店のご紹介を楽しみにさせて頂きます(まずは過去ログを読み漁らせて頂くところから始まりますが……)。よろしくお願い致します。

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