2004-12-23 続・眼が痛い/ニュースいろいろ/「Mr.インクレディブル」 [長年日記]

[雑記]続・眼が痛い

再発した右目の痛みはコンタクトなしでもひりつく状態だが、今日は幸いな事に祝日なので、気休め程度に先日医者に貰った目薬の残りを点しつつ、外にも出かけず1日眼鏡のまま目を労わった。

[動物]萌え猫画像/萌えアニマル画像/コオロギは雌を誘惑すると寿命が縮む

萌え猫画像 順応(アポたんとチョコの日記(12月23日付))・横取り(sugurimilk diary(12月23日付))・ひとり静かに尻尾をふくらませている林檎ちゃん(青山におでかけの巻。/烏森口の女王(12月23日付))

萌えアニマル画像 誰?(柴犬だぁ!(12月23日付))

「メスを誘惑すると命が縮む……コオロギ」(世界びっくりニュース(12月23日付))

栄養状態の良い♂のコオロギは♀を惹き付けて交尾するべく休みなく鳴き続ける結果、栄養状態が悪くてあまり鳴かない♂よりも早く死んでしまうそうである。

この話をごく安易かつ飛躍して人間の男女にも適用させ、「性的アピールに磨きをかける男女は即ち個の寿命を必死に磨り減らしているに他ならず、性的魅力の欠如こそが優雅な悠々自適生活に必須の要素である!」と結論付けて悦に入りたい。コオロギで夢を見たい。

[食べ物]クリスマスディナー100人分の巨大七面鳥/脇役がおかずのお弁当/クレープの限界に挑戦

「クリスマス・ディナー100人分! 巨大七面鳥、オークションに出品される」choiris(12月23日付)より)

重さ約33.6kgの巨大七面鳥。食いしん坊の私にしては珍しく、七面鳥はあまり心動かされない食材である。「クリスマスといえばチキン」と擦り込まれて育ったのもあるが、動物園で見る七面鳥は「美味しそう」というより「顔が怖い」生き物なので。

「脇役だけでお弁当を再構築する」(デイリーポータルZ(12月23日付))

各店の人気お弁当から「つけあわせ」だけをかき集め、それで1つのお弁当を構成しようというレポート。驚くほどに見た目鮮やかだが、あまり食欲はそそられない。しかし逆に寄せ集められた「メインおかず」達の茶色さ加減も驚くほどで、こちらも食欲はそそられない。お弁当は色彩も考えて作られているんだなあ、としみじみ思った。

「クレープの限界に挑戦」(デイリーポータルZコネタ(12月23日付))

夢の「フルーツ全部トッピング」クレープ。アイスクリームのトリプル等、チープめなデザートでも盛りやトッピングをゴージャスにすると何故だか気分がとても華やぐ。ただ、食べている内に飽きてきがちなので、舌と胃の耐久力に自信がない人は、複数人でチャレンジした方が無難だと思う。

[医療・健康]ココアは一石三鳥の健康飲料

「ココアこそ“一石三鳥”の冬の健康飲料」choiris(12月23日付)より)

ココアには、ポリフェノールによる痩身効果・遊離不飽和脂肪酸によるピロリ菌等の殺菌効果・食物繊維による便通改善効果、の3つの効果が期待できるそうである。中でも私が注目したいのは痩身効果で、「特に、夕食後に飲めば、食事で取った脂肪を効率的に燃やしてくれる」のだそうだが、甘いものを飲んで痩せられるだなんてそんな上手い話があるんだろうか。自分を実験台にして、嘘か本当か試してみようか。

[映画]Mr.インクレディブル(監督:ブラッド・バード)

公式サイト

かつて世界にはたくさんのヒーロー達がいて、次から次へと沸き起こるトラブルの解決に助力していた。しかし超人的能力を用いた彼等の救助活動には損害や破壊もつきもので、救助される側の一般市民から不満の声が出始め、膨れ上がる損害補償額に頭を抱えた政府はヒーロー達に対し「ヒーロー活動を行わず一般市民として社会に貢献するよう」命じた。ヒーローの中でも随一の実力を誇るMr.インクレディブルも、今やしがない保険会社社員として、輝かしいヒーロー時代を懐かしみながら暮らしていた。その頃巷では、かつてのヒーロー達が行方不明となる事件が起きていた。

今年最後を締めくくる「王道的な」映画として、(実は昨日)観に行ってきた。巡回先のサイト幾つかの感想を読んで、この映画がヒーローの活躍及び家族の絆を描いた「王道的な」話であると知り、こうして観に行った次第であるが、それまでは全然違った内容の映画を予想していた。と言うのも、映画公開より数ヶ月前時点だったかの映画館上映予告編は、男のヒーローと女のヒーロー(ヒロイン?)がインタビュアーに対してそれぞれのヒーロー観を語る内容だったからで、ヒーロー間で何やら男女の意識の対立がありそうな雰囲気が嗅ぎ取れ、「恐らくはそこら辺が主軸となる物語なんだろう」と思ったのである。興味を引く為の予告編で興味の幅を狭めるのは、あまり巧い手じゃないんじゃなかろうか、と思った。

さて、この映画の主人公達であるインクレディブル一家は、父親のMr.インクレディブルを始め、母親も娘も息子もがそれぞれ個性的な能力を持った家族である。しかし最初に書いたあらすじの通り、ヒーローではない一般人がヒーローに助けられるだけの存在でありながらヒーローを抑圧した為に、彼等は好きな人助けもできず生来の能力も発揮できず、一般人の中に隠れ潜んでいる。私は本来この手の「才能ある人間が才能ない人間の無理解に苦しみながらも自力で克服する」的物語には嫌悪感を覚える性質な筈なのだが、不思議と反発を覚えず最後まで楽しんで観られた。「たかがアニメに目くじら立ててもしょうがない」と考えられるほど、私は大人ではない。何が反発を感じない理由なんだろう、そこを掘り当てられなければちゃんとした感想とは言えないと思うのだけど、頭を捻って考えてみても今の時点では答えが出ない。

嫌悪感といえば、私は洋モノ風にデフォルメされたアニメ絵柄もまた苦手で、例えば「ファインディング・ニモ」辺りは生理的に受け入れられないのだが、この「インクデレィブル」の絵柄は物語同様何故か拒絶反応が起きなかった。理由がわからないのも同じ。素顔を隠す為の仮面姿なんて、悪党面にしか見えないというのに、インクレディブル夫人&娘のヴァイオレットに至っては可愛いとまで思ってしまった。各TVアニメと違って絵が崩れたり汚かったりしないのも良い。またヒーロー達の各々個性的な超人パワー・彼等と敵対する組織の最新鋭風の機器・双方の戦いで崩壊する建物等の表現は、派手派手しくかつわかりやすく、やっぱCGはこういうデフォルメ系に強いよなー安易に実写に近付けようとするのは違うよなー、とわかったようなフリをしつつ感心して見入った。

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