「ｂｌｏｇは終わっちゃったの？」（トリッチ・トラッチ（７月１２日付））と、そのリンク先「ああ無常。ｂｌｏｇは既に終わっている」（ＤＥＮＫＡＤＥＬＩＣ！（７月１０日付））、更にそのリンク先の「ｐｉｎｇ送信しても誰も見に来てくれない」（アフィリエイトは我が魂に及び（７月４日付））を読んで。
「ｂｌｏｇが終わった」とは何が終わったのか、個人がｂｌｏｇを使って行う情報発信とマスコミのそれとを比較して限界を感じてしまったのか、はたまたＹａｈｏｏ！ニュースで見かけた記事「ブロガーに蔓延する『燃え尽き症候群』」のように、ブログ更新に対する読者の熱い期待に管理人がついていけなくなったのか……。いろいろ想像しながら文章を読み読みリンクを辿っていったら、何の事はない、「大きな期待を抱いて流行り物のｂｌｏｇに飛びつき、お互い物珍しさでトラックバックやコメントの交流を楽しんでいた人達が、ｂｌｏｇ人口飽和で自分のｂｌｏｇに注目を集められずまた自分好みのｂｌｏｇを発掘しきれなくなってきたので、『ｂｌｏｇももう終わりかも……』と呟いている」だけに過ぎないように見受けられたので、大変拍子抜けした。
そもそもｂｌｏｇとは何を指すのだろうか。日本ウェブログ学会によれば、「ウェブログ（Ｗｅｂｌｏｇ＝ｂｌｏｇ）」とは個人発信のジャーナル系サイト、具体的には「Ｗｅｂ日記」「テキストサイト」「ニュースサイト」３種の総称としている。個別記事毎のＵＲＬ生成・トラックバック・コメント等の便利なツールが標準装備されている「ｂｌｏｇツール」を用いたものだけが「ｂｌｏｇ」ではない。なので、最近になって誕生したｂｌｏｇツールを利用するユーザが、「ｂｌｏｇが一般的になったときに、『ｍｅｓｈ抜きでは日本におけるｂｌｏｇ草創期を語れない』と言われるようなサイトにしていきたいですね。（言いすぎ？）」と始まりを語るのと同様に、「ｐｉｎｇ送信してもアクセスが見込めないからｂｌｏｇはもう終わったね」と終わりを語るのも、間違いであると言える。
星の数ほどあろうかと言うｂｌｏｇの全てをチェックし交流できる筈はなく、それはどんなに高機能なツールを用いようとも補えきれるものではない。また、自分からアクションを起こして相手に告知したからと言って、相手は必ずしもそれに応答するものとは限らない。本来Ｗｅｂ上でのコミュニケーションでは、その星の数ほどあるｂｌｏｇその他の中から偶然自分好みのテキストを見出す事・逆に自分のテキストを発見してもらいコメントやトラックバックを寄せてもらう事、これらは思いがけない幸運なのであって、目にも留まらないか流し読みされるケースが大多数であろう。「ｂｌｏｇが終わった」と語る人達は、ｂｌｏｇに特化した機能に「無限」という過度の期待をかけていたに過ぎないのではないか、と思った。世の中には、アンテナやＷＷＷＤにすら頼らず自力でサイトを巡回し、相手にリアクションを求めたい文章を書いた時にはメールや相手の掲示板で地道に告知をし、または最初からリアクションを求めず自分の満足だけを求めて情報を発信し、そしてそれを楽しんですらいる剛の者達も、まだまだ健在である筈である。
その２：「ブロッグ流行りとＣＳＳ」（まごまご日記（７月１２日付））を読んで。
「ｂｌｏｇを借りるのは初心者が多いのに、ｈｔｍｌさえわからないような彼等が細かい設定を書き直そうとした場合ＣＳＳを弄らなければならない」現実は、確かに不親切であると思った。私もｔＤｉａｒｙを利用してからそろそろ２年と数ヶ月が経つが、一度試しに弄ってみたＣＳＳがご覧になった方のＰＣに思わぬブラクラ被害を及ぼして以来、ｔＤｉａｒｙ側で用意されているＣＳＳしか使う気になれないでいる。
「初心者に対して不親切」で思い出すのが、はてなダイアリの仕様。初期のβテスターにいわゆるＣＳＳコミュニティの人が多かったせいか、はてなダイアリでは「文章は本来段落単位で構成されるものであり、改行は強制改行の＜ｂｒ＞ではなく段落わけの＜ｐ＞が基本」とでもいった、「正しいｈｔｍｌ」的な考え方に則ってタグ付が行われる。私もそれで良い、とその頃は思っていた。しかし、ＣＧＩを利用して自動アップロードされるＷｅｂ日記を利用するような人は、ほとんどが初心者である。彼等は＜ｂｒ＞の意味で文章中に改行を用い、それが実際には＜ｐ＞に置き換えられて行間が間延びして表示されている事にさえ、恐らく気付いてはいない。ぶつ切りの文章が＜ｐ＞タグで囲まれているはてなダイアリを見かけるたびに、胸が苦しくなる。
★ 萌えアニマル画像 かわうその赤ちゃん画像（※複数あるので“next”をクリックし忘れないよう注意※／児童小銃（７月１２日付）より）
★ 「ヒョウが人間襲い、死者１４人 インド西部の国立公園」（ｓｏｄｉｕｍイオンにっき（もどき）（７月１２日付）より）
森林局の実施した「ヒョウの餌としてブタやウサギなど５００匹を公園に放す『緊急措置』」に、殺伐としたものを感じる。
★ 「ウィーブ、顔写真をガムに印刷できる結婚式用サービス」（Ｈｉｇｈ ｏｎ Ｈｏｐｅ（７月１２日付）より）（→関連：写真がガムになる！？／ハッピーメモリアルガム／（株）ウィーブより）
メッセージやイラストをガム表面に印刷するという従来のサービスには抵抗を感じないが、顔写真をガムに印刷するという新規サービスには抵抗がある。食べるのにも気が引けるし、だからと言って放置しておけばガムだから温度や湿気でベタつきそうだし。同じアイデアでも、石鹸辺りにプリントする分にはまだ抵抗がない気がする。
★ 「＜毛細血管網＞印刷技術応用し再生成功 東京医科歯科大など」
人の臓器の血管網を画像化、特殊な基板上に正確に描き出し、この基盤に血管の元となる血管内内皮細胞を流し込んで「型」を作り、別の培養細胞に貼り付けて転写させ血管網を再生させた、との事（ほぼ丸々抜書き）。
★ 「痴呆症：手術で治せる『特発性正常圧水頭症』 特徴は歩行障害、見逃さないで」（Ｏｒｂｉｕｍ（７月１２日付）より）
歩行障害・痴呆・尿失禁の３つの特徴をもつ正常圧水頭症は、過度に溜まって脳を圧迫する髄液を抜く手術によって、歩行障害は９割・痴呆症状と尿失禁は５割が改善するとされているそうである。
★ 「『健康増進法』は国民に役立っているの？ 健康効果あっても記者にも伝えられない、法律の壁」（ｃｈｏｉｒｉｓ（７月１２日付）より）（→関連：アミノ酸に代わる話題の成分“大豆ペプチド ４，０００ｍｇ（製品３５０ｍｌあたり）”を配合した新機能性飲料「ＰＯＷＥＲＡＤＥ（パワーエイド）」−７月５日（月）から全国のコンビニエンスストアで新発売／Ｃｏｃａ−Ｃｏｌａ Ｊａｐａｎより ＆ パワーエイド）
健康増進法とそれに伴う指針を厳密に守った場合、「特定保健用食品」に該当しない食品は、科学的根拠があってもそれを提示する事ができず、消費者にとってはその消費が具体的にどう健康に良いのか理解できない現状を、コカ・コーラの新商品「パワーエイド」の新製品記者発表会の模様を例に伝えた記事。日本コカ・コーラの名前の出ない「大豆ペプチド健康フォーラム」では、大豆ペプチドの「アミノ酸に比べて素早く優しく体に吸収」「α２波でアタマスッキリ」「代謝促進で夏冷え防止」「筋肉疲労回復」等の健康効果が堂々謳われていたそうである。
★ 人工甘味料 「人工甘味料の影響で大食いに？ ラット実験」（ｓｅａ ｏｆ ｔｒａｎｑｕｉｌｉｔｙ（７月１１日付）より）・アスパルテームについて（マグーのホームページ）・ときメモ食玩にも含まれていたアスパルテーム（ときめきメモリアル〜 Ｗｅｂ Ｌｉｂｒａｒｙ 〜）（以上２件、つかれた（７月１２日付）より）
１件目、サッカリンと砂糖の混合物を溶かした液体と砂糖水のみとを別々のラットのグループに与えたところ、サッカリンを飲ませたグループは甘味を含まない通常の餌を他のグループよりも大量に平らげたという実験結果を踏まえた、「人工甘味料が体内の自動調節機能を狂わせるのでは」という分析結果。しかしこれには、過去に行われた「人工甘味料入りのヨーグルトを人間に食べさせる実験」で食事の取り方に全く影響が出なかった事から、批判の声も挙がっているようである。
２件目は、ダイエット飲料や清涼菓子等に広く含まれているアスパルテーム（アスパルテーム・Ｌ−フェニルアラニン化合物）の危険指摘記事。脳腫瘍の原因になるらしいとは聞いていたが、動物実験結果では「白血球の減少・血清カルシウム濃度の低下・血清アルカリ性フォスターゼの上昇」、人体には「頭痛・目眩・憂鬱・不安感・視力喪失・網膜剥離・関節痛・動悸・吐き気・不眠症・耳鳴り・慢性疲労・脳卒中・平行感覚喪失・筋肉の痙攣・味覚喪失・不明瞭な発音」等の症状を引き起こす可能性があるそうである。「ペンタゴン（アメリカ国防総省）で化学兵器目録に登録された事まである」という話も書かれている。それでも私は、目先のデブより将来の脳腫瘍を選択して、今日もダイエットコーラを飲むのだろうけど。
白骨温泉は、石灰分が含まれており空気に触れると乳白色に変わる湯で親しまれていたが、９６年頃に源泉の場所や温度が変わってはっきりした乳白色にならなくなってしまい、「乳白色の湯のイメージを壊さない為」に、草津温泉の成分が入った入浴剤を毎朝０・８Ｌ混入して乳白色をキープしていたとの事。沸かし湯や循環風呂に抵抗を感じない私でも、入浴剤混入はＮＧ判断。温泉は確かに雰囲気と効能とを味わいに出かける場所だけれど、混ざり物を入れて効能に変化を加えてしまうよりは、「時間を経てお湯の色が変わりました」と堂々としていれば良かったのに、と思う。
★ 「遺伝子組み換え作物の脅威を訴える映画『ザ・フューチャー・オブ・フード』」（→関連：公式サイト／※英語注意※）
★ アートな石鹸作りませんか？（デイリーポータルＺ（７月１２日付）より）
シルエットデザインが金太郎飴のようになっていて可愛いシルエット（２Ｄ）アートソープ、様々な花を封じ込めたような立体アートの３Ｄアートソープ、どちらもとても可愛い。個人的には２Ｄイルカのジャスミン・ピンク系がお気に入り。
あなたはどのドリンクタイプ？
あなたの運命タイプを、もしもドリンクにたとえると？生年月日を入力すると、あなたのドリンク１２運タイプがわかります。これは東洋占術の四柱推命１２運をもとにした占術で、的中率はバツグン！以下の１２のドリンクのなかから、あなたのドリンク１２運タイプを見つけよう。
かーずＳＰ（７月１２日付）より。
１９７５年３月１２日 水曜日生まれ
［いきなり一杯、アルコール！系］
（前略）
女性の場合も実はアルコールには強く、酒豪。いわゆるアネゴ肌。が、男性の前ではいきなりしおらしくなったりする。結婚すると急に「うちの主人がね〜」と、古いタイプの奥さんになってしまう。仕事だって出来るのに、やはり結婚に夢を描いてしまう。たとえダメ亭主でもせっせと尽くし、時には尻をはたく（というか蹴飛ばす）。このタイプの女性を妻にするとかなりお得。が、尽くして尽くしてダメだとわかると、いきなり夫を捨てることもある。とにかく強い男が好きなのだ。
このタイプには一見オシャレなワイン系もいるけれど、実力を試してみたい大胆さは同じ。運勢的には浮き沈みが激しく極端。平凡な生き方は向いていないのである。
前半部分は男性向けの診断のようだったので省略した。平均的な人と比べればアルコールに強いらしい点はあってるが、姉御肌じゃないし仕事出来ないし結婚に夢を描かないし平凡に生きたいし、最初の１点以外は外れてるんじゃないかと思う。
>（その１）
激しく同意！
>（その２）の＜p＞＜/p＞
なるほど！ 出力されたソース見なかった＆CSSいじろうともしなかったので今日の今日まで気がつかなかったです！
＿|￣|○
自アン+の箱URLが出ていますけどリンクされて無くても
リファラー表示(?)されちゃうんでしょうか?
＞しいたけさん
同意ありがとうございます。＜（その１）
個人的には＜ｐ＞だろうが＜ｂｒ＞だろうが好きに使えば良いと思うのですが、「恐らくは正しいｈｔｍｌ表記をさせる為に導入されたルールによって、より正しくないｈｔｍｌ表記が溢れてしまった」のが何だかなあ…という気分です。＜（その２）
＞ziskさん
多分、「ちょこっと強制リンク」を使ってる人が残したリファだと思われます。ime.nu経由リンクと直リンクとを選択できるらしいです。