2001-07-16 考えてみればこれもまた朝帰り [長年日記]

[雑記]

久々のバイトは、あまりに仕事量がなくて逆に持て余し気味。人数も少ないのに朝5時で片付いてしまったが、6時まで時間をつけてもらえてラッキーだった。今日に限らず最近ずっとこんな調子らしく、一緒に働いた人達の口から今月働いた日数を聞く度に寒い気分になった。

時間が早すぎて、普段使用している地下鉄の出入口がまだ閉鎖されている為、早い時間でも空いている出入口をうろうろ探し歩いた。途中で公園に迷い込んだところ、朝日を浴びつつハトの集団を狙う1匹の猫の姿を発見。幾ら匍匐前進で挑んでみても、周囲に障害物が全くない広場での狩りではあっさり逃げられたのも仕方ないかと。とても心和む光景であった。

23区内のバイト先を出発した時よりも、自宅最寄り駅に到着した約1時間半後の方が明らかに涼しかった。さすがは西東京、だてに山のそばじゃない。その分冬は積雪量が優に数cmは多くて大変な訳だし、夏の間ぐらいは思う存分23区民を哀れんであげる事にしようと思った。

さるさる日記にまた謎のアイコン追加。期間限定プレゼントはさるさるトップでだけ告知して欲しいし、一見使えそうなモバイル登録はiモード限定らしいし、どちらも私には不必要というかむしろ邪魔。ただでさえアイコン多いんだから、何とかして欲しいなあ……。

[読書]少女達がいた街(柴田よしき/角川文庫)

1996年。ふとした事で当時を回想した1人の刑事が、
その青春の想い出にひきずられるかのように、
既に時効成立済のこの事件――放火殺人事件――について再び調べ始めた……。

今日読んだ後半部分「一九九六年」は、約20年後に事件の真相及び背景がようやく語られるという形の、事件当時の時代性を反映した社会派ミステリになっている。30〜40代になって再登場する元少年少女達の口から語られる真実には、痛いくらいのセンチメンタリズムが溢れている。客観的にはたいしておっさんおばさんにはなってなくて、でももう若者ではない彼等だからこそ、その青春は私の目にも、過ぎ去って戻らないのに未だに色鮮やかでせつないもののように映るような気がした。

ところで「ダイヤモンドを抱いて雲の上にいるルーシー」の元ネタは何だろうか? 別にルーシーに逢いたいとは思わないので念の為。その気になれば比較的近所で逢えるらしいけどね、LSD(ルーシー)。