2001-07-02 病院のせいで強行軍 [長年日記]

[雑記]

日中にきちんと睡眠を取っていても、徹夜明けの身には夏の陽射しは眩し過ぎる。サングラスをバッグに入れておいたのは正解であった。

という訳で、昨日の続き。仕事後は直帰せずに、先週すっぽかした病院へ向かった。12時予約で2時間待たされて萎え。

今回率直に自分の病気について尋ねてみたところ、「抑鬱神経症」という診断との事であった。予想通り鬱病ではなかった訳だが、しかし神経症とは意外な展開。何がどう違うのかもさっぱりである。

とりあえず、今よりも弱い薬に切り替えて欲しいと頼んだが、時機尚早と断られた。遠方から通ってなおかつ長時間待たされる不満も訴えたが、こちらは他の医者を紹介する事も可という返答であった。でも初診料をまた払うのも馬鹿馬鹿しいし、これについては再来週の通院日までにゆっくり検討する事にした。

病院で予定以上に時間を食ったせいで、家に着いたのが4時半過ぎ。放置されて不満たらたらなレオンの世話をし終わると5時。3時間しか寝られない事が発覚。これは既に仮眠でしかない。初っ端からとばしすぎな自分を反省しつつ、眠りに就いた。

[レオン]虐待猫120%

ここ数ヶ月の間、同じ部屋の中でほぼ1日中私と一緒に過ごしてきたレオン。昨日の夜から今日の夕方にかけての飼い主の長時間の不在には、餌や水やトイレといった物理的不満の他、同時に何らかの精神的不満も感じていたらしい。私が玄関のドアを開けた瞬間から、疲れた体を引きずってごはんと水とトイレの世話をし終えた後まで、いつも以上に大きな鳴き声で私にはわからない何事かを必死に訴え続けていた。

しかし今日の私にとっては、可愛い飼い猫よりも3時間の睡眠の方が重要であった。レオンの鳴き声は安眠妨害以外の何物でもないと判断され、哀れなレオンは3時間にわたって狭いかごに閉じ込められ続け、次に出してもらえる時は、すぐにまた独りの時間が待ち受けているのであった。

「なんて可哀想なレオン」と思いながら書いていたが、ここにきて、私が不在の夜間にレオンが大声で鳴き続けていた可能性に思い当たった。もしその想像が事実であるなら、私が謝るべきは飼い猫ではなくて隣室その他の住人である。……なんて恐ろしい考え! 精神安定にもよろしくないので、この想像は即却下となった。