2009-12-02 「逆転裁判4」クリア雑感 他 [長年日記]

「逆転裁判4」クリア雑感

逆転裁判の「1」~「3」がすっかり面白かったので、製作陣に敬意を表して、ネットで見る限り評判の芳しくない「4」にも敢えて手を出してみた。「面白くない」との評判を予め知った立場なれば、実際にやってみて本当に面白くなかったとしても、身構えがある分先人達並にガッカリしないで済むだろうし、そこで生まれる余裕を持って、「駄目なら何がどう駄目なのか」「残った良いところは何処なのか」を、冷静に見届けたかった。或いは、ネットの評判に対する「本当にそんなに駄目なわけぇ?」という、子供じみた反発もあった。

実際にプレイしてみたところ、結論から言うと、別につまらなくなかった。というか、ちゃんと面白かった。なので以下、ネットで見かけた不満点に対して、個人的な反論を加えてみる。

成歩堂が豹変し過ぎ
“人生の転機”が伏せられたままの序盤でさえも、少なくとも性格面においては、さほど別人化しているとは感じなかった。というのも、「逆転裁判1~3」の中で、他登場人物達の成長に伴う変遷を見ているから(矢張の変遷を除く)。そして、最後までプレイして、「ああ、やっぱりちゃんと一貫してたなあ」と感じた。皆、どの辺が納得できてないんだろうかが、逆にわからない。
王泥喜が小物過ぎ
「1」~「3」は成歩堂の成長物語だったのだから、「3」の成歩堂と「4」の王泥喜を比べちゃいかんだろう。比べるならば「1」の成歩堂であるべきで、どちらともが大差ないルーキーの筈。でも王泥喜の、新システムでもある「見抜く」はちょっと……。「サイコロック」よりも論理的っぽくしようとして、かえってこじつけ臭くなってしまった感。本来の法廷戦術の実態には、こちらが近そうなんだけども。
牙流弟が小物過ぎ
「1」~「3」の中で、「検事は敵ではなく、協力して真実を探る仲間」的な説明がされている為に、今更主人公の純粋ライバルには設定できない点を、まず理解するべき。そこを差し引いてなお、検事としても音楽家としても半端だと思ったのも確かだが、その辺りのモヤモヤは終盤の説明で納得できた。結局半端モノなんだけど。つか、ストレートな美形は、このゲームの空気に合わないと思う。
牙流兄が小物過ぎ
何となくだけど、デアデビルだと思えばいいじゃん。それに、こすっからいけれども、悪事の規模としては、かの狩魔豪の上を行っているので充分では。
裁判員制度がぶち壊し
新しい「逆転」のタネとして、私は普通に受け入れられた。しかし、シリーズの今後に影を落としたと言われれば、否定できない気もしないでもない。

――以上、庇い切れていないところもあるのが我ながら愉快。総評としては、「3」があまりにも神がかって出来が良過ぎたので、皆の期待が大き過ぎたんだと思っている。そして以下は、雑感。

  • 第2話・第1回法廷の、「えっ、そのキャラにその罪を背負わすとすごい偏見じみてしまうけど、今の時代にそれはアリなの…?」的当惑が、別の方向に向かって今の時代にもアリな着地をしたのでスッキリした。
  • 第3話、音楽系のミニゲームが苦手で攻略サイトに頼らざるを得なかったに終わらず、真犯人は見え見えで、トリックも弱く、動機動機うるさい癖して推測以降は詳細にも触れられない。この話の雑さが、非常に印象に残った。
  • 第4話・第1回法廷。葉見垣氏が、すこぶる気持ち悪くて大変よろしかった。平常状態からして既に、生理的嫌悪感を催す外見と癇に障る仕草であるにも関わらず、追い詰められた状態が更に輪をかけ過ぎる。証人はキモくてナンボ。ぶっちゃけ、彼一人の存在で「4」を全肯定しても良いんじゃなかろうかと思う勢いの存在感。
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寝姿・趣向三態(世界はニャーでできている。)・絡み合う視線(ぽれぽれDays)/YouTube“CAT WANTS DOOR OPENED”動物・生き物いろいろ動画集より/教官不定期日誌経由)

猫による、「ドアを開けて下さい」のポーズ。即ち、後ろ足で立ち前足を揃えて上下にふりふり。何のきっかけで覚えたんだろう可愛い…。<“CAT WANTS DOOR OPENED”

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コツメカワウソ 何を食べてるのかな(動物の写真)


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