2009-10-26 「ヲタがキャラに入れ上げる心理」を、ぬるヲタの私が考えてみた 他 [長年日記]

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「ヲタがキャラに入れ上げる心理」を、ぬるヲタの私が考えてみた

「どうもそこまで没入できない」(invisible-runner)を読んで。具体的には、以下の箇所に対して、私なりにざっくりと考えてみた内容を記したい。

なので,オタク(に限定ではもはやないと思う)の人たちの行うコスプレとか,アニメキャラをアイドル的にランキングするような行動とかは,私には分かりそうでやっぱり分からない。あそこはガンダーラのようにどこまで行っても着地点がないように思える。コスプレをすればするほど,なりきろうとするそのキャラからは遠ざかっていくのではないか,余計「あれは架空」ということを実感することになりはしないのか,というような。

実際に日本のどこかで生きているアイドルより,さらに「所詮遠い世界の人」じゃないですか,アニメのキャラって。美少女からの抱き枕をぎゅーっとして,「やっぱこれ布だわ」って思わないものなのかな。それは子供の私が「アイドルのポスターにキスしたってインクの味しかしないだろ」と思っていたのと同じことで,さらに私にとってはよりハードルが高くなった状態なわけで。だって,もうそれ人工物だもの。

ketket氏の中では、これらの件が一緒くたとなっているようだが、私の中では細分化される話なので、まず、「アニメキャラをアイドル的にランキングするような行動」について書く。好きな対象複数に順位付けを行うのは、自分内の好み傾向を確認する作業に過ぎず、ヲタがアイドルや二次元キャラを対象に行うのと、リア充が昔の彼女達を対象に行うのと、何ら変わりがないように思う。語尾は「思う」でも、これを書いている現在の私の中に反論が存在しないので、現時点では断言と同じである。はい終了。

次に、「美少女キャラの抱き枕をぎゅーっ」について書く。これには幾つか動機があるだろうが、私に想像できてかつ理解できるのは、「片思い相手の写真を枕元のフォトフレーム等に入れて眺める」のの延長パターンである。元パターンにおける“片思い相手”は、恋い焦がれる相手であるには違いないが、交際を望む相手とは限らないかも知れない。同じ次元――学校や職場――にいたところで、相手が高嶺の花だったり既婚者だったり、自分に甲斐性がなかったりの理由で、「所詮遠い世界の人」と見なさざるを得ず、交際する野望を端から持たずにいる場合がある。その場合の彼等と、アイドルや二次元キャラとに、大した違いはない。――少なくとも、私にとっては。となれば、彼等と自分がデートしている光景等を、リアルにイメージしたりなぞしないかも知れない。「どういう相手がふさわしいかな?」なら、一抹の胸の痛みと共に想像しない事もないかも知れない。

斯様に距離の遠い相手ではあるが、しかし二次元キャラの場合、相手の反応を恐れて必要以上に距離を置く必要なしに相手境遇が観測できて、しかも作者という“神の視点”で彼等の心情を正しく解説してもらえるのだから、「三次元以上に恋愛感情を抱き易い」という面もある。――少なくとも、私にとっては。であるからして、次元の違いによる相手の無反応を良い事に、二次元キャラを「俺の嫁」と見なして何らかの行為に励んでいる輩は、私の想像と理解の範疇を越えたところにいる。いや、大多数はネタで言ってるんだと思うけど、いやでも特定の二次元キャラが非処女だからって激昂する人達とかいるみたいだし……いやいやもしかすると、あの“非処女認定ヒロイン弾劾”行動もネタだったりするのかな……うーんうーん。

同じく、コスプレについても、私の想像及び理解の範疇外である。コスプレによって、好きな対象と一体化するのか、好きな作品世界から適切なキャラを選んでその世界と一体化するのか定かではないが、「なりきろうとするそのキャラ(or世界)からは遠ざかっていくのではないか」という疑念が私にもある。メイン美男美女なら、もしくは美男美女じゃなくともキャラとの外観差が小さければ、遠ざからずに見事一体化できるものなんだろうか……それとも、コスプレも一種のネタなのかな……うーんうーん。

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