2009-10-03 「サマーウォーズ」 他 [長年日記]

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破れ具合がいいらしい(ほんわか猫日和)・「雨の日屋久島猫付き宿」(COMPLEX CAT)

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ねむねむコツメ赤ちゃん(動物園でお散歩)・ノラオのシロキチ君、いつおきてるの?(ノラちゃんのギリシャ!)・リラックス(オオカンガルー)&面白くて可愛い(〃∇〃)(コツメカワウソ)(以上2点、Photolog Zoo)・円山ツインズ 25(ホッキョクグマ)&ロッシー祭り 101(ホッキョクグマ)(以上2点、動物園始めました。)/「E.T.そっくりのテナガザル誕生 オーストリア」(国際時事新聞/→他の画像:“Gibbon- Baby im Tiergarten Schonbrunn”(VIENNA))/「種族を超えた愛!トラとライオンの赤ちゃん『タイゴン』が誕生―海南省」(レコードチャイナ)/YouTube“'You are being shagged by a rare parrot' - Last Chance To See - BBC Two”小太郎ぶろぐより/教官不定期日誌経由)・「大きくなったベニイロフラミンゴのひな」「ヒガシクロサイ『ミミカ』元気です」 (以上2点、東京ズーネットBB)

自分を撮影するカメラマンに恐れず近付き頭によじ登って後頭部に乗っかり、両の羽根で顔を連打するフクロウオウム。可愛いくて重そうで痛そう。<“'You are being shagged by a rare parrot' - Last Chance To See - BBC Two”


インドゾウ@よこはま動物園ズーラシア

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「サマーウォーズ」(監督:細田守)

アニメに多少詳しい知人等は、この作品の予告編動画を観た時点で既に、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」の焼き直しと看破した上で、なお期待していた風であった。緩々で薄々なヲタの私は、デジモンを全く観ていない。「『時かけ』は、ヒロインの性格とか高瀬君とか、気に入らない点が少々ありつつも充分面白かったから、きっと最新作にも期待できるよなー」程度のノリで観に行った。観に行ったところ、善し悪しではなく好き嫌いに過ぎない幾つかの理由から、観ている最中は非常にガッカリし興醒めしていた。

  1. ネットで好評だったので期待し過ぎた
    • 説明不要。
  2. 演出手法に生理的嫌悪感を覚えた
    • 「クイズミリオネア」のみのもんたバリに長ったらしく神経に障る不愉快な溜めの多用に、映画館内なのを忘れて、「うぜえ」と口走りそうになった。
  3. 話の細部が好みから外れていた
    • 件の一家のメインメンバーが“日本有数の●●”であり過ぎる。主人公の計算能力、ショタっ子の(ゲーム内限定?)格闘能力、叔父さんのプログラミング能力、祖母の人脈――。一つ一つなら「フィクション作品だしアリかな」と受け止められる設定も、一家に集中する事により、ある時点で飽和し破綻して、嘘臭くご都合主義っぽくしか感じられなくなる。これでは(あくまでも私の中で)、「家族の団結って素晴らしいね」ではなく、「スゴイ一家でよろしかったですね」になってしまう。
    • その「スゴイ一家」内で、三枚目方面を受け持たされていた青年が、「時かけ」の高瀬君を彷彿とさせて少し暗い気持ちになった。いや、高瀬君と比べる程の悲惨な境遇ではないのだけど、“損な役回りの人”をフィクション作品内でまで見せつけられるのが好きじゃないので。

観終わった直後は、落胆の余り、作品への幻滅を包み隠さず口にしていた私であったが、少し時間が経った後で「いやでもこの作品を『嫌い』だけで片付けてはバチが当たる気がする」と思い直し、振り返って「好き」な点を探してみた。そしたら結構出てきた。

  • 脚本家の人は、時かけと同じ人であるようだが、女性のエゴイスティックな側面を、包み隠さずでもカッコつけずかといって赤裸々過ぎず、淡々と織り込むバランスが秀でていると感じた。
    • 自分の都合の為に、後輩たる主人公を騙して引きずり込んでおきながら、自分の意中の相手が現れた途端に主人公置き去りで相手とベタベタするヒロインのビッチぶりにドン引き。でもこれは、妙齢の女性による「条件の良い相手を手に入れる」冷静な駆け引きであれば、なりふり構わな過ぎる姿を醜悪と評されるにせよ、未成年による「好きな相手に入れ込む」熱に浮かされた本気の恋愛状態ならば、逆にこれこそがあるべき姿なのだろう――と納得できた。
    • ヒロインが恋愛にのめり込んでいる間、祖母を除く他の女性達はというと、「お家の大事こそが最重要」という狭い価値観に座し続け、奔走する男性陣を見下している。この、女性ならではの視野狭窄ぶりは、ステレオタイプだけれども大いに共感できた。
  • 主人公達は、一見“世界を救ったヒーロー集団”に見えて、実際は“身内の不始末を身内で始末した親族集団”に過ぎないのだが、家族の絆を描いた作品であるのだから、これは全く正しい。家族の絆をメインに据えつつ、世界の危機救済にまで話を広げた設定の素晴らしさを讃えたい。

という訳で、「リアルタイム視聴では不愉快さが先に立つけれども、感想を反芻すると良さが浮かんできて差し引きプラス」な作品であった。安心した。

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