2008-02-08 本当は怖い、鼻のツボ/萌え猫&アニマル/はてブより [長年日記]

本当は怖い、鼻のツボ

今朝、勤め先にてこれから仕事を始めようという頃合いに、急に鼻の調子が悪くなった。鼻の調子が悪くなるのはそう珍しくもなく、何故か休日の朝に集中して鼻水&くしゃみに悩まされるのだが、今日は平日だし起きがけでもないし、いつもの調子の悪さとは違う。左鼻ばかりから鼻水がとめどもなく流れ出て、それをかみにトイレに立ってばかりで全然仕事にならず、かといってかまないでいられる量ではなく、その内に左の小鼻が我慢できないぐらいに痛くなってきた。これはちょっと、近場ですぐさま診察受けた方が良いかも……と思い、ネットで勤め先近辺の耳鼻科を調べて電話で探りを入れてみると、「現在1時間待ちです」との事務的な返答。仕事中に抜け出して1時間も待てないので泣く泣く諦め、せめて「鼻水を止めるツボ」でも押してみるか……と、これまたネットで調べていた時に、次のページに行き当たった。

<質問>
助けてください。  投稿者: えみ  投稿日:10月23日(日)22時24分39秒
先生、初めまして。31才、女です。馬鹿な事を多分してしまいました。あるサイトの掲示板で、ある方が鼻を高くするツボを紹介していました。パソコンでしか見られない医院?のサイトでそれを発見したと言っていました。サイトの名前はわかりません。やり方が↓
鼻の付け根を高くするツボ
両足の小指の付け根の甲側と足裏側をつまんで痛くない程度に引っ張ります。
これをした後すぐに鼻が少し高くなったように感じました。何度目かで鼻と鼻の下がすごく短くなりました。今日気づいたのですが、それをやり始めてから頭重、イライラなど症状が出ておかしい事に気づきました。目の下にくまもでき今日はパニック発作のように息が荒くなり精神状態が普通でなくなってきている事に気付きました。鼻が高くなれればうれしぃなと軽い気持ちでやった事で、こんな状態になってしまってとても後悔しています。私はいったい何をしてしまったのでしょうか(;_;)教えてください…。どうすれば元の状態に戻れますか。助けてください。体の悩みは他にもたくさんあります。大病はした事ないですが体がとても歪んでいます。今、書ききれないので又新たに相談させてください。鼻のツボの事、助けてください。よろしくお願い致しますm(__)m

ここまで読んで、背筋がゾクリとした。「鼻を高くするツボ」の存在自体がまず謎であった。身体の調子を整えるならともかく、外見まで変えるというならば、誰もが美容整形に行かずにツボを刺激するのではないか? しかしえみさんが仰るには、実行して「すぐに鼻が少し高くなったように感じた」という。驚愕の即効性。そして、この後一変して「鼻と鼻の下がすごく短くなった」という。怖震の反転性。これらは一体何なんだろう? しかも更には「頭重、イライラ」「目の下にくま」「パニック発作のように息が荒く」「精神状態が普通でなくなってきている」と、症状が多彩になりヤバイ状況に進んでいる。ただ「両足の小指の付け根の甲側と足裏側をつまんで痛くない程度に引っ張った」だけにも関わらず。何と恐ろしい。とても信じ難い。これはもしかして、「投稿者の人が思い込み激しかった」というオチではないのか? 「精神状態が普通でなくなって」いたから、「すぐに鼻が少し高くなった」り「鼻と鼻の下がすごく短くなった」りという錯覚に陥ったのではないか? きっとそうに違いない、笑って全否定してくれ回答者。

<回答>
鼻の付け根を高くするツボで自律神経失調症になりお悩みのえみさんへ  by: 渡辺  10月26日(水)11時41分8秒
①「両足の小指の付け根の甲側と足裏側をつまんで痛くない程度に引っ張る」と、小指の先や、他の指、足の甲などの可動性が悪化します。、足の小指の外側からは膀胱経、内側からは腎経、第4指からは胆経、第2指からは胃経、第1指(親指)からは、肝経と脾経が出ています。足の指の可動性が悪化すると、足の指から出ている経絡が虚し、内蔵の機能が低下するので、自律神経失調症になります。足の可動性は、頭部の可動性と連動しているので、鼻や頭部の可動性が悪化し、内臓の機能低下に伴って、頭部や鼻が萎縮します。
②足の小指の先をつまみ、外側にそっと回して、3分間そのままにしておけば、足の指や鼻、頭蓋骨が緩みます。
③この方法で治らないときは、八王子まで来ることをお勧めします。

回答者、全肯定。「両足の小指の付け根の甲側と足裏側をつまんで痛くない程度に引っ張る」→「内蔵の機能が低下するので、自律神経失調症になります」&「内臓の機能低下に伴って、頭部や鼻が萎縮します」。鼻のツボ、何て恐ろしい。これはとても、素人が医者の待ち時間惜しさに手を出して良い領域ではない。私はツボ調べを切り上げると、隣席の人からメンタム系の軟膏を少しもらい、鼻の下に塗り込んで爽やかな香気で痛みを誤魔化して、何度もトイレに通って鼻をかみまくったのだった。

Tags: 雑記

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