2007-05-25 萌え猫&アニマル/はてブより/「ハンニバル・ライジング」 [長年日記]

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王者の席のクーとチチやなぁ。(ギャラリー猫の憂鬱)・コテッ(ねこなど)/眠>飯(ウロウロしちゃ、ダメですか?)・お薬大好きシュガー(猫とベランダ畑でHappy Life★)・選ばれし猫(アメショっす!)・ボックスフェスティバル (ちび・シャー日記)・車輪と車輪の間(墨田区 文花のねこ/だから東京が好き!街のねこたち)・リアクション女王と電卓2つ(ニジイロ キャッツ アイ)・たんぽぽ (かご猫 Blog)(以上7件、猫式訓練所)/エライことになってしもうた…(猫式訓練所)/ネコから羽根生えた(エルエル)

雌猫に言い寄られて悩み始めた雄猫の背中に、1ヶ月ぐらいでみるみる羽根が。これ即ち、「汚らわしい女どもを拒絶して清く生きよ」という神の思し召しに違いなく、この猫は以後童貞のシンボルとされるべき。<羽根生え猫

[動物] 萌えアニマル画像

「皇居:お堀でコブハクチョウのヒナかえる」(MSN毎日インタラクティブ)・「4つ子ホワイトライオンが誕生、仏西部の動物園」(AFPBB News)/YourDailyMedia.com“Scary Sheep ”(※動画※/自ニュFより)・YouTube“Hippo v Croc”しいたけのあしあとより)

「“トラの群れに生きた牛” 動物愛護団体が抗議 見物客は拍手と歓声…中国」(FNN-NEWS→痛いニュース)

「虎が生きた牛を襲って食べるのは自然の摂理」と「生き物同士の血腥い殺し合い見て興奮する人は多い」の2つの要素故に、動物園&見物客への反論が上手くまとまらなげ。

「打吹公園のヤギ、ブタ 皮膚病のまま?長期公開」(日本海新聞)

公園で飼育されているヤギやブタの「毛の抜け方が変」と市民が市に連絡したが市は放置、市民は業を煮やして県に通報、ようやくダニ感染の事実が発覚。意見の中身じゃなく経路で対応方法変える人って、会社にもいる。

「ジャガイモなどの野生種、温暖化で大量に絶滅も」(YOMIURI ONLINE)

※キャッシュ※ 干魃や病害虫に耐性があり品種改良に有用な野生種が、ピーナツで半数以上・豆類で約2割、絶滅するとのシミュレーション。環境が生育に適しなくなるという話なのに、「種を集めて備蓄」で大丈夫なんだろうか心配。

[映画] ハンニバル・ライジング(主演:ギャスパー・ウリエル/監督:ピーター・ウェーバー)

公式サイト

伯爵家に生まれたハンニバル・レクターは、幼い頃に戦争に巻き込まれて目の前で父母を失い、妹ミーシャと2人で籠もっていた山小屋を脱走兵達に乗り込まれ、声と記憶の一部を失う凄惨な経験を経て、元は自分の生家である城を利用した孤児院に収容されていた。手酷い虐めを受ける彼は、それを逆手に取って脱走を企て、唯一の血縁である叔父の下を訪ねる。そこで彼を出迎えたのは、叔父の妻であった日本人女性レディ・ムラサキであった。レディ・ムラサキはレクターに生きる道を教え、平穏な日々で彼を包み込むが、レクターの心の奥では凄惨な経験が癒されぬまま、彼の人格にしっかりと根を張っていた……。

トマス・ハリス「ハンニバル」シリーズ最新作の映画化作品。原作は読まずに観に行った、そういえば「レッド・ドラゴン」もまだ読んでない。過去3作は大まかに、「充分に能力はあるが完璧には至っていない正義の人」vs「何やら背景があるらしいがおぞましく感情移入しがたい猟奇殺人鬼」の構図に、「常人の及ばない洞察力と常人には理解できない思考回路を持つレクター博士」が圧倒的影響力を及ぼして好き放題介入する、という構図であった。

しかし今回、レクターはカリスマ性をそのままに、“正義の復讐者”としての側面を備えてしまった上で、猟奇殺人鬼としての狂気も度量もなく地位と頭数だけが売りの悪党集団と対決してしまい、レクターの底無しの狂気っぷりが薄れてしまってやや残念だった。未曾有のシリアルキラーを犯罪心理学に忠実な形でキャラ作りするならば、相応の背景を容易しなければならないのだろうから仕方ないにしても(そういう意味では、戦争を理由にしたのは良い案配だと思う)、だったら敵はいっそ「過去では必要に迫られて非人道的行いに手を染めたけど今は善人」とかにして、それが家族もろともレクターに罠にかけられ喰われまくられれば良かったのに、と思う。

しかし、未曾有のシリアルキラーとしてのカリスマこそは薄れたものの、代わりに計り知れない孤独と悲哀と復讐を背負った若きレクターは、充分に魅力的なキャラであった。今回若きレクターを演じたギャスパー・ウリエルも、大層素敵だった。若い俳優の演技には見えない、落ち着きと気品と冷酷さと愉悦と残酷な愛嬌を備えていて、「アンソニー・ホプキンスのレクターが若かったらこんな感じだったかも」と思わせるに充分。この人、笑みを浮かべると不思議な位置に片えくぼができるのだが、それが典雅な容姿に不気味な影を作って、とても良かった。

また、レディ・ムラサキも良いキャラであった。日本人の目から謎めき過ぎな「巨大五月人形崇拝」&「能面鳴子」&「間合いの妙ちくりんな剣道」はともかく、「レクターにそっと寄り添い道を教え、道から外れた彼に復帰を求める一方で捜査の手から身を呈して守り、しかし決して彼を甘やかすばかりでない」、日本人女性としての理想的な偶像とも言うべき姿。この役が日本人女優に割り振られなかったのは、私の憶測によれば「スクリーン映えして英語も達者な適材がいなかった」からなのだけど、国内ドラマや邦画に留まらず世界規模で活躍できる日本人女優が登場する日がいつか来たらん事を(菊地凛子は「スクリーン映え」が正直微妙)。

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