2004-07-31 隅田川花火大会/ニュースいろいろ/タイプ別性格判断/「ウォルター少年と、夏の休日」 [長年日記]

[雑記]隅田川花火大会

一昨年、昨年と引き続き、今回も同じ会社からの出向仲間(というか現在は業務グループのリーダー)Oさん宅にお招き頂いて、隅田川の花火を観に出かけた。きちんと余裕をもって家を出たのに、それこそ花火大会の影響か道路が大変混んでおり、乗ったバスは動いている時間より止まっている時間の方が長い有り様。おかげで10分強遅刻してしまった。

飲み物類と食べ物類を買い出しに出かけ、戻ってきてからOさん宅の屋上へ移動。午前中雨降りだったのと、午後予め打ち水をしておいてくれたおかげでこもった暑さもなく快適。レジャーシートを広げてつまみや酒を広げて、持ち込まれた七輪とホットプレートで肉類を焼きながら花火見物に勤しんだ。私も一応手土産を持参しており、一昨年は崎陽軒のシウマイまん、昨年は濱うさぎの葛と抹茶の冷菓(名称忘れた)、そして今年は再び崎陽軒に戻って涼味いかシウマイ。思ったより評判は良かった。

花火が終わった後も、屋上にしばらく残って残った酒やつまみを消費し尽くしてから帰宅。それにしても、年に1回きりとは言え、ここら辺りから眺めるこの隅田川の花火は素晴らしい。これを目当てにこの辺に住むのも悪くない暮らしだと思った。

[動物]萌え猫画像/「ツチノコの死骸」は青大将と判明/メダカの里親募集/かんなみ猫おどり

萌え猫画像 ぐーすか(おちこじんち。(7月31日付))

「『メダカの里親』1カ月で600人超に4千匹」楠木坂コーヒーハウス(7月31日付)より)(→関連:土岐川観察館

持ち運び用の容器を持参すれば、8月20日までの期間限定で、クロメダカの稚魚(体長5mm程度)を1人6匹配布してくれる、との記事。記事取得元「楠木坂コーヒーハウス」の、メダカ佃煮にリンクが張られているプチブラックさが素敵だと思った。上手に飼って上手に増やせたら、一部食べるのもアリかもしれないが、大抵の人は情が移って実行できないだろう。

「ニャンともかわいい日本唯一の伊豆・函南『猫おどり』!」(Excite Bit コネタ(7月31日付))(→関連:かんなみ猫おどり

[食べ物]ミスド、油にステンレス粉末混入の可能性/辛くないトウガラシで脂肪燃焼/東京駅の珍ドリンク/気の抜けたビールの泡を復活させる/動物のうんこから生まれる極上の珈琲

「<ミスタードーナツ>油にステンレス粉末混入の可能性」(→関連:ミスタードーナツで使用のオイル(揚げ油)についてダスキンより)

ドーナツ製造の際に不純物を沈殿させておりステンレス粉のドーナツへの付着はなく、また万が一摂取してしまった場合も、ステンレスは調理器具・食器・歯科医療用の詰め物等に使用される物質であり人体への影響はない、とのメーカー発表。それにしても、「またミスドか」。

「<味の素>辛くないトウガラシで脂肪燃やす健康食品」(→関連:‘CH−19甘’の知的財産権譲渡契約を締結 〜新規成分「カプシエイト」の脂肪燃焼作用を利用した食品開発開始〜AJINOMOTOより)

「カプサイシン」と比べて辛味が極めて弱く、消化器への刺激が少ないのに脂肪燃焼効果があるという機能成分「カプシエイト」を含むトウガラシ、だそうである。「辛くないトウガラシ」とだけ聞いた時は「パプリカじゃん」と思ったのだけど、脂肪燃焼効果がポイントっぽい。

「東京駅で『珍ドリンク』いかが?」(デイリーポータルZコネタ(7月31日付))

抗癌・抗菌作用・老人性痴呆症の治療と予防に効果があるという「アシタバジュース」、肝臓強化に良く味は酸っぱいヨーグルトのようらしいモンゴルの馬乳酒「クムイス」、文字通り青えんどう豆のジュース「ずんだシェイク」。アシタバジュース以外は飲んでみたいかも。

「気の抜けたビールに再びシュワシュワを」(デイリーポータルZコネタ(7月31日付))

炭酸の抜けたビールにドライアイスを入れ、圧力鍋に入れて封圧し泡を蘇らせる実験。同じ方法で、本来炭酸を含まない飲み物に炭酸を含ませる事も可能だそうである。

「極上のコーヒーはウンコより生まれり」(X51.ORG(7月31日付))

「ジャコウネコ科の動物に食べさせて肛門から排出された豆を珈琲豆として用いる」用法はこの際置いといても、「土臭く、カビ臭く、甘く、滑らかで、豊か。ジャングルとチョコレートの味わい」という表現では「極上の珈琲コピ・ルワ」に魅力を感じない。年間230kgというか細い供給による希少性には一般的な価値があると思うけれど、私個人は希少性でプレミアのついた品があまり好きではないし。

[その他]ハリウッド版「OUT」は中田秀夫監督&「NIN×NIN」の前売り売上はセカチューの5倍

映画関連 「ハリウッド版『OUT』中田監督が製作」「香取ハットリくん前売りセカチューの5倍」

1件目、日本版映画の監督は平山秀幸(今気付いたが「ターン」の監督)、因果応報とは言え救いがほとんどなく殺伐としっぱなしで最終的にはラブ&バイオレンスな原作を、もっと「主婦感覚」にアレンジし、コミカルさを膨らませ希望をもたせたストーリーとしていた。そう言えばドラマ化もされていたらしいけど(観てない)、「主人公の友達」という設定の女性刑事がいたらしい他はよくしらない。ハリウッド版の中田秀夫監督作品は、ホラーっぽいアレンジになるんだろうか。

[占い・診断]タイプ別性格判断

ポトチャリポラパ(7月27日付)で紹介されていた性格テストMBTI【私家訳版】は、選択肢が概念的で選びづらかったので、そちらで紹介されていた同種の性格判断であるらしいこちらを試してみた。

INFP型:社会のためになることをする
このタイプを一言で言えば「理想主義」である。IF型なので、この世を主観的に解釈して思想を見つけ、その理想をさまざまな形でほかの人の手助けに使う。「ジャンヌダルク」のように、社会に役立つ崇高な奉仕をすることで達成感を求めることが多い。
INFP型には自ら課した生活「規則」があり、人に押し付けたりはしないが、自分は厳格に守る。しかし、対人関係では、INFP型はのんきで人に合わせるタイプだ。波風を起こすよりも和を大事にして、自分の理想を曲げずにすむ限り、「人に合わせる」ほうである。だが、その「規則」を踏みにじられると、非常に居丈高になり、人をびっくりさせるだけではなく、自分でも驚く。
(略)
INFP型の女性は、社会生活でその性格が好ましいと見られ、感心されることもある。おとなしいが頑固なところは、男性の場合は押し付けがましくないけれども融通が利かないと受け取られがちだが、女性の場合は芯が強いとほめられる。
INFP型はレッテルをはられたがらず、こんな人ではないのにと思われるようなことをしたくなる。それが時折予測もつかない、とっぴな行動となって表れる。
(略)
INFP型の子どもはのんきな性格を装っているので、人からはのんきな子だと思われる。親を喜ばせたがり、ほめられたがる。おおむね自分のまわりの人にやさしく、人の気持ちに敏感で、自分を犠牲にしても、人のいうことを聞く。そうした自己犠牲を評価してもらえなかったり、さらに批判されたりすると、不機嫌になり、必要以上に相手の言葉を自分への当てつけと取ってしまう。学校でもよい生徒で、先生に気に人られようと努カするので、成績がよい。だが、よい子の仮面の下にはいつも自己不信と自己批判があり、「よくできた」といわれても、ほんとうの実力がわかっているのは自分だけだと思い、まだ完壁とはいえないと自分を責める。自画自賛と自己卑下のあいだで葛藤をくり返し、結局は自分を過小評価しがちである。

内向(I)型
観察したことや決断したことを口に出さない。考えや着想が活力の源となるが、激しい議論をすると生気がなくなる。話すよりも聞き手に回る。I型は数時間も二人以上で過ごすと、一人で考える「充電」時間が必要だと思う。

直感(N)型
五感で情報を集めても、すぐに直感で解釈してしまい、可能性や意味、さまざまな物事の関連性をもとめてしまう。壮大な企画を立てたり、物事を全体論でとらえる。およそとか、行当りばったりという言葉がすき。

情緒(F)型
主観的な立場から人間関係に引きずられる。協調、情け深い、情にもろいといった言葉が当てはまる。決断が人に与える影響を重視する。ほかの人の心の痛みに同調したり、おもんぱかる傾向がある。

柔軟(P)型
さまざまな状況に柔軟に、自発的に、順応性をもって、臨機応変に対処できる環境を自分の周りにつくる。いったん下した決定に固執するのはかえって不安。特定の問題でどんな立場をとっているのか、ほかの人にはなかなか分かってもらえない。どの仕事をやらなければならないか、ある問題をどう解決するか、今日何をするかなど、だいたいなんでも「ようすを見る」態度をとりたがる。P型はどんな問題についても結論(判断)を出すよりも、理解しようとする、−つまり、新しい情報をいつまでも集めるー傾向がある。極端な場合、P型は決断を下すことができず。

いろいろとあたっているような気がする。

[映画]ウォルター少年と、夏の休日(主演:ヘイリー・ジョエル・オズメント/監督:ティム・マッキャンリーズ)

公式サイト

母親の勝手な都合で今まで会った事もない大叔父達の家に預けられた少年と、突然子供の面倒を任されて戸惑う老兄弟2人の、交流を描いた映画。このごく簡単なあらすじとタイトルだけでは「面白味の全くない薄い感動映画」を想像するが、実際には老兄弟2人のはっちゃけぶりが大変痛快。中でも、予告編にもあった「セールスマンに向かって銃をぶっぱなす老人2人」には大変痺れて憧れた。

母親に振り回されあまり面倒を見てもらえない故か、笑顔もなく常に物事を疑ってかかる性質の少年は、この老人2人が起こす突拍子もない出来事や、弟のほうが語って聞かせる兄が主人公の奇想天外で壮大な思い出話に引き込まれて、少年らしい伸びやかさを取り戻していく。また老人達も、この少年によってそれまで完全遮断していた世間との交流を行うようになり、結果彼等の暮らしは昔話のほどではないが夢に溢れたものとなっていく。お互いに影響を与えあうきっかけの描写が浅いので、唐突に仲良くなっていく感がありやや戸惑うが、老人2人と少年という不思議な取り合わせの彼等が同じ娯楽で楽しく遊ぶ様が大変ほのぼのとしていて素敵だった。

昔話の「英雄が異国の姫と愛で結ばれ剣で守り抜く」、夏休み時期の「巨額の富を隠し持つという噂があるが、何処から手に入れたかもわからず存在も確認されていない」「年老いたライオンを購入しトウモロコシ畑に住まわせる」といったファンタジックなエピソードは、ちょうど先日観た「ビッグ・フィッシュ」に求めて得られなかった壮大さで、思いもかけない形で満たされた。またカントリー風で楽しげな音楽も良かった。あとこれは大事な事だが、ガース叔父の若かりし頃は眼鏡ハンサムだった。

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